As I Am (Snys)
本人曰く、「Janis Joplin meets Aretha」という新作。まさにその言葉どおりの作品になっていると思います。
兎にも角にも、その歌声に圧倒されます。敢えてレトロな機材を用いたというトラックに、
これまでより力強くソウルフルな歌声が広がり、心を揺さぶられるような感動を与えてくれます。
「あのプロデューサーが参加!」とか「ゲストに話題の○○が!」といったセールス・フレーズとは無縁の、
それでいてシーン全体を引っ張っていくような素晴らしい作品です。
ただ前2作と雰囲気がかなり違うので、好きな人はどっぷりハマり、
そうでない人は一度聴いたきりそれまで・・・、と分かれてしまうかもしれません。
取りあえず試聴を!
Alice in Wonderland and the World Trade Center Disaster: Why the Official Story of 9/11 Is a Monumental Lie
世界を震撼させた2001年9月11日。その衝撃の大きさに人々は考える能力を奪われ、アメリカ政府の「テロとの戦い」に飲み込まれてしまった。しかしあの事件に関する数々の疑問に対しては未だに、納得のいく回答が得られないまま。なぜ、政府は事件直後にそれがアルカイダの犯行とわかったのか、また何故、飛行機が乗っ取られたとわかっていながら、スクランブルがかけられなかったか。なぜ犯人のパスポートが崩壊した貿易センタービル近くで、発見されたのか、等等。著者は「あの事件で一番得をしたのはアメリカ政府を中心とした世界支配を企てる勢力」と言う立場から、アメリカ政府・財界と事件の主犯とされるウサマ・ビンラディン一家との密接な関係を、膨大な資料を駆使して証明していく。他の陰謀説にありがちな、推測を元にしたセンセーショナルな書き方ではなく、論理的に、誰もが納得できる形で説明されており、1ページ1ページが情報の宝庫。9月11日事件のすべての疑問に答える本。そして世界観が180度変わる本。
バラッド3 ~the album of LOVE~
サザンの曲を聞くと、時計がその曲が流行っていた頃に戻ってしまうような感じがしますね。特にバラードは。サザン・オールスターズの「バラッド」集は3作目になりますが、彼らの時間を逆回転させる魔力は些かも衰えないです。サザンの曲に触れると、いろんなことを思い出して、若くなったり、齢を感じたりします。それだけ、身近なところに彼らの曲があるのでしょう。きっとこういう思いを持っている人も多いはず。桑田さんをはじめ、サザンの皆さんにはいつまでも活躍してほしいものです。サザンのファンに方には、この作品集は絶対お薦めです。
Love Affair (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
★4の中。
著者の成コミ10冊目(通算16冊目)。
オケで罰ゲームな百合っ娘と店員の成り行きえっちに百合相方が加わるドラマ『BATSU』。
好きだけど押しつけ愛がウザくてセフレと気晴らしえっちな青年の瓢箪から駒『タナボタ』。
初えっちを成り行きで済ませてしまった相思相愛な二人のお話『ナリユキ』。
久々に再会した幼馴染み二人に甦る想い『アナザサイド』。
経験豊富なフリを演じ続けてきた女性が、次第にのめり込んでいたことに気づくお話『おべんきょう』。
好きだからこそ、自分に狂って執着してもらいたい女心『Addiction』。
姉とカレシがやりまっくてるのを見せつけられてきた弟に、剥き出しの好奇心で迫る姉カレの妹のお話『Her Curiosity』。
呑んだ勢いで乱交した女性が帰りしな相手宅の少年にチャチャ入れられたのをコレ幸いと食べ尽くしちゃうお話『お食事タイム』。
嫉妬に狂ったカレシの独り空回りなコスえっち『Freakin' Out!』。
疑似兄妹的な幼馴染みの関係にサヨナラしたくて全力で突貫する女の子のお話『近いカラダ』。
時間に追われる青年と時間だけは無駄に余ってる女の子ラブソング『スリーピーヘッド』。
今回はハイミドルから20代前半くらいまでのヒロインたち。
上手いなあ、と思わず感心してしまうほど女心のブレンドがミゴトです。
お話自体は優秀なんだけど、反面、作品がこぢんまりと纏まりすぎてて、かなり軽くなってしまい、エロ漫画の感情表現としてはドラマチックに欠ける部分もチラホラ。
エロ描写も控えめで、既刊と比較すると高揚感がやや不足。
読後感は悪くないけど、突き抜けてシビレルような、Cuvieらしさがもうちょっと欲しいです。
当たり障りのない作品は一般受けしやすいかもだけどワガママも大切にして欲しいというのが極私的感想。
めぐり逢い [DVD]
「めぐり逢い」を検索してたら、ケーリー・Gと、デボラ・カーのではなく、リメーク版のほうが見つかった。
まぁ~、実生活でもご夫婦のウォーレン・Bとアネット・Bの二人のでもいいか~と、軽く見たのだが、これがヒット~!
コテコテのラブ・ドラマに浸りたい時にお勧め。
ウォーレンは、ケーリーほどの甘さには欠けるけど、哀愁を帯びた目は絶品。
アネットはデボラ・カーと同じ、気品を感じる。