Lucky Man: A Memoir
ショッキングな出だしから、感動的な結末まで、一気に読みました。前半は、マイケルの素直さ、性格の良さが随所にうかがえ、さわやかな印象です。特に、マイケルに大きな影響を与えた、おばあちゃんの記述は、深い愛情に満ちています。後半は、パーキンソン病との闘いが中心ですが、病気を受け入れ、パーキンソン病患者のために、さまざまな活動を行う記述を読むと、単なる性格のよい(才能のある)一映画俳優が、闘病を経て、ほんとうに尊敬すべき人間へと生まれ変わった印象をもちます。ことに、上院でのスピーチは、すばらしく、涙なしには読めませんでした。さらに大きな感動は、ラストに待っています。こんな見事なエピローグを私は他に知りません。類のない傑作。
バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX [Blu-ray]
映像の美しさは文句なしですし、特典も盛りだくさんで文句なしです。
唯一残念だったのは、立ち上がってメニュー画面が出るまで時間のかかること。
今までみたDVD、BDの中で文句なく最長時間でした。
読み込みを待つ間、本でも読んだ方が時間の無駄にならないんじゃないかと思ったほど。
私のBDPのせいで、環境によっては違うのかもしれませんけどね。
いずれにせよ、他の作品と比べて読み込みに時間がかかるのは間違いないです。
あと、再生中に一時停止してしばらく放置するとスクリーンセイバーが立ち上がりますが、一時停止を解除して再生するのに再生ボタンを押しても戻らないのには疑問でした。
最初復帰の仕方がわからなく、仕方ないので一度停止させて最初から読み込みなおしました。
後でわかったのですが、スクリーンセイバーから復帰するのにはメニューボタンを押すと戻れるみたいです。
普通とは違う操作でないと復帰できない仕様にしてるのが疑問でした。
操作関係と読み込みの長さ以外は不満はまったくないので、星4つです。
作品の内容は今更語るまでもないですね。不朽の名作です。
DISCO FINE-PWL HITS and Super Euro Trax-
ヒットチャートでも上位だったのですごーく期待して聴きました!出だしがリック・アストりーなので90年代のEuroBeatを思い出しました。
アーチィスト達は最高ですが、今まで他のアルバムに何回か収録された曲が多いので、懐かしいけれど耳慣れた感じも否めません。
ただ、これだけの曲を1つのCDにまとめているので価格の面でもお手軽感がありますね。
いつも上を向いて 超楽観主義者の冒険
前作『ラッキーマン』からはや10年。マイケル・J・フォックスはどう生きてきたのかが気になり手に取ってみた。パーキンソン病との闘いも長いが、新たに増えた家族も含め、こんなに明るく、スクリーンで演じた役柄そのままに生きていて、本当にホッとした。
マイケルは、ただ病気と闘っていただけでなく、自分の名前を冠した財団を作っている。きっかけは、クリストファー・リーヴや、モハメド・アリたちや、政治家(人によっては口だけの人もいるようだった)との交流(もともと政治にはかなり興味を持っていたという著者)などを通して何か自分にできることはないか模索したからだ。他にもロビン・ウイリアムズも登場するが、この人もスクリーンそのままの感じで熱い(暑苦しい?)。また奥さんである、トレイシー・ポランの献身も素晴らしい。
今では大学生となった息子のサムをはじめ、双子の娘、新たに生まれた娘の写真を見ると、みな2人にそっくりだ。また今回、トレイシーの出自にも触れていて、ユダヤ系の文化も大切にしつつ(著者本人は改宗していないが)、子どもには選択の自由を残しているという。くじけない、あきらめない、くさらない、マイケルなら奇跡を起こしてくれそうな気がする。本当に強いヒーローを久々に見た気がした。
バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2 【プレミアム・ベスト・コレクション1800円】 [DVD]
タイムマシンとなった自動車で30年前に行き、
そこでさまざまなトラブルに出遭った「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編。
前作のラストで2015年から戻ったドクが
主人公マーティとジェニファーを未来へ連れて行くが、
その場面の続きから始まる。
その他、前作の登場人物やあらゆるエピソードは
今作の伏線として活きてくるため、前作の視聴は必須。
今作の見所は未来として描かれた2015年の世界観と
前作の舞台であった1955年で行動する場面だ。
1980年代に考えられた2015年という世界は
今見てもワクワクするタイプの「未来っぽさ」がつまっており、
現代よりも進化したさまざまなアイテムが登場しつつも、
現代と変わらない人間社会の雰囲気が残っていて楽しい。
また、1955年を舞台にした場面では
非常に完成度の高かった前作の流れに同時並行して行動していく展開があり、
前作の内容を知っているだけに絶妙に干渉しないバランスのまま
裏でこんなことが起こっていたのか、という楽しみが生まれる。
ただ、今作はあくまでPART3とセットという形で作られており、
一応の区切りは付くものの、大きな問題が解決しないままPART3へ続く。
そのため、今作単体では前作ほどの完成度は感じられず、
やや消化不良の思いが残るのは確か。