若大将50年!
『加山雄三デビュー50周年記念アルバム!』とのタイトルを見て、早速、予約注文をして発売を待ちました。少年期から青年期、胸躍らせて、若大将シリーズを見続け、レコードを聴き、画集を集め、そして成人となっても、ビデオからDVD、CDと追い求めるように「若大将」は私の青春です。
今回も、待ってましたとばかりに求めたのですが、届いたCDを初めて聞いた感想は、「何か、変?。加山雄三と違う。」というイメージでした。やはり、若大将には、若大将であって欲しかったです。リアルタイムで見、聴きしたあの若大将を想像していましたので、正直、がっかりしたというのが、長年のファンとしての感想でした。青春の思い出の曲を編曲し、昭和の名曲を歌う歌声に、余興を感じてしまいました。1回聞いただけで、しまいこんでしまいましたが、今日また、引っ張り出して聴いています。
そして改めて、加山雄三の凄さを感じています。73歳の今年、芸能生活50周年を迎え、尚且つ、現役の若大将に感激しています。若大将を慕う名プレイヤーが集い、本当に音楽を楽しみ、歳月を受け入れている様子にその凄さを感じています。「愛燦燦」も「上を向いて歩こう」も私の愛唱歌ですので、若大将に歌ってもらう「愛燦燦」と「上を向いて歩こう」も最高です。
加山雄三さんには、いつまでの私たちの若大将として、新しいことに挑戦し続けて欲しいものです。
アリス3606日 FINAL LIVE at KORAKUEN-完全盤- [DVD]
29年の時を経て、完全盤として甦った『ALICE 3606日 〜FINAL LIVE at KORAKUEN〜』
VHSほどの厚みがある2枚組用のスケルトン・ケース。
表・裏・内側見開きとも未公開写真で、センスよく纏められたジャケット。
アリスのロゴとペガサスがデザインされたディスク・レーベル。
81年のツアー・パンフと同デザインのブックレット。
と、プレミアム感満載です。
そのブックレットには、これまた未公開写真が満載で、パンフにもあった「年表」も掲載されています。
いっそのこと、パンフの復刻縮小版として頂きたかったですが、そこは「大人の事情」ですかね。
さて、画質ですが、「完全盤」製作にあたり、リマスタリングされたと取れる表記もありますが「従来盤」と大差はありません。
81年の映像作品ですので致し方無いですね。
一方、音質はリマスタリングの恩恵大で、かなりブラッシュアップされています。
が、ドルビーデジタル・5.1chサラウンドは、やはり擬似的で、私はリニアPCM・2.0chの方が好きです。
「従来盤」には未収録の6曲が映像として初収録され、CDにも収録されていないMCがいくつかあります。
やはり「完全盤」はいいですね。
特典映像は、81年のファイナル・ツアー、群馬県高崎公演から『おまえ』と『遠くで汽笛を聞きながら』の2曲が収録されています。
これは非常に貴重な映像だと思います。
まさに、ボーナス・トラックです。
高崎公演に行かれた方はたまらないでしょうね。
私も京都公演を想い出しました。
未公開映像とのことですが、こういう映像は他にもまだまだ存在するのかも知れませんね。
もっともっと見てみたいです。
次は『3人だけの後楽園』と、78年の『アリス武道館ライヴ/栄光への脱出』の「完全盤」を期待しちゃいますよね。
劇場版アニメーション作品「三国志」 [DVD]
かなり前に一度レンタルで見たが改めて見るとやはりおもしろい。
広大な中国大陸を駆け巡る英雄達の姿が脳裏に焼き付き離れない。
谷村新司氏の風姿花伝も三国志の壮大な物語を引き立てます。
座・ロンリーハーツ親父バンド
加山雄三デビュー50周年を記念して、四半世紀ぶりの日本武道館公演と、合わせて「加山雄三とザ・ヤンチャーズ」を結成。
メンバーは、森山良子、谷村新司、南こうせつ、さだまさし、そしてTHE ALFEEの三人が若大将のもとに集結。
『座・ロンリーハーツ親父バンド』は団塊世代に向けた応援歌とのことですが、アラフォー世代にも、その熱い想いが伝わり「一発かますか!」とヤル気を起こさせてくれる、そんなナンバーです。
作詞はさだまさし。
いかにもさださんらしい、熱き想いの中にもユーモア溢れる素晴らしい詞です。
作曲は弾厚作(=加山雄三)で、これまた若大将らしい懐かしの湘南サウンドです。
タイトルはビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に由来しています。
それにしても凄いメンバー。
若い方々にはピンと来ないかも知れませんが、フォーク・ニューミュージック世代には神様的な存在の皆さんです。
また、弟分(桜井氏曰く「使いっぱしり(笑)」)のTHE ALFEEがいい味を出しています。
「ギター抱えて集まろう!」
VOCALIST 2
アレンジがどの曲も似たような雰囲気、とか手放しで大絶賛はできない部分はあるのだけど、やはり彼の声は、良い、美しい。
デビューの頃の声よりも、私は年齢を重ねた今の声のほうが好きだ。あくまで、個人的な感想だけど。
美しい旋律、哀愁をおびた歌詞を持つ名曲の数々に、彼の声はぴたりとハマっていた、と思う。
ただ、彼にはやはりカバーばかりではなくオリジナルの名曲も期待したい。