POPCONシングルコレクション70’s
ポプコン音源は、もう計り知れないくらい質と量を誇っていますが、だからといって、現在の音楽産業の商業ベースに乗せられるだけのコンピレーションを編纂するには限界があります。ポプコンを自分の思い出の中にしっかりある年代が、各時代に数多くいることで、例えビッグネームを外されていても価値のあるテーマがあると思います。デビュー作品を並べるというテーマは、想像以上に時代を反映していて、非常に価値があると感じます。そして、聴いていて楽しめてしまいます。また改めてポプコンの魅力にひきこまれた気持ち。
ポプコン・スーパー・セレクション ガールズ・コンピレーション
このアルバムを初めて聴いた時、あまりに懐かしくて涙がこぼれた。50才の私の青春時代が蘇ってきた。今よりはるかに純粋だったあの頃、ラジオのコッキーポップから流れたこれらの曲にどれほど心が癒されただろう。コッキーポップのレコードの全集は持っているが、レコードプレーヤーを持たない今はCDしかない。それにしてもこの時代の曲は歌詞がわかりやすく、そしてなんとナイーブなのだろうと思う。個人的には他の曲も入れてCD2枚組にして欲しいくらいだ。特に八神純子の「雨の日のひとりごと」を入れて欲しかった。