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海角七号 君想う、国境の南
久しぶりの映画でハッピーエンドなのに最後は泣きました。本でゆっくり読んで、手紙の文章にまた感動しました。
毎月、台湾へ出張していますので、台湾南端に日帰り旅行でもしようと思っています。
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海角七号/君想う、国境の南 オリジナル・サウンドトラック
昨日みてきました。予想以上に良い映画でした。
後半につれて盛り上がるストーリーに花を添える良い音楽達。
特に「野バラ」はいいですね。
この映画は台湾から日本へのラブレターなんですね。
歴史を勉強してから見ると感動も大きいです。
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい (小学館文庫)台湾人生 [DVD]
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三宅裕司のワークパラダイス ~生瀬勝久伝説のひとり不可思議20職~ [DVD]
特典映像で生瀬勝久さんは
『昔の記憶は美化される(ので今見たらそれほどでもない)』と謙遜するが、
購入後すぐ2回ほど見て また半年ぶりに再度見ましたがやっぱりおもしろいです。
DVD化されている生瀬さんの仕事の中で、
ファンが見なければならないDVDナンバー1ではないでしょうか。
構成作家倉本美津留さんの言葉を借りれば『生瀬の原点』であり
『台本4割アドリブ6割』でありながら、
時代や時間経過に左右されない普遍的な笑いが楽しめます。
本編には全エピソードはもちろん、
放送されなかった『収録の合間、収録後』の映像が一部追加されています。
当時を語る三宅さん、生瀬さん、倉本さんのコメントや
撮り下ろし特典映像も収録されています。
価格はそれなりにしますが、
4枚組『収録時間385分』とボリュームも悪くありません。
三宅さん、生瀬さん、倉本さんのファンだけでなく
多くのお笑い好きに見てもらいたい商品です。
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海角七号/君想う、国境の南 [DVD]
やっと日本語字幕版が発売になりました。
中国では「日本統治下の台湾をあまりにも感傷的に描いている…」として約30分カット編集して上映されていますが、今回の全長版で確認してみるのも面白いかと思います。
いかにも台湾映画らしいB級ドタバタコメディーの展開は笑い所満載です。
でも、日本人から見ればちょっとオーバーすぎる?と感じる人もいるかなと思います。
田中千絵の丸暗記?中国語セリフはヘタウマでご愛敬です。 ヤクザみたいな恒春の議長、人間国宝の茂じいさん、人妻を追っかけるドラマーのカエル。 登場人物も実に多彩で超個性的です。
もちろん、台湾青年『阿嘉』を演じるファン・イーチュンはカッコイイ!
そして各々が悩みを抱えながら怒り、泣き、悪態をつく。 あまりにも過激な彼らの姿を見ていると、正式に独立した国家でもなく、大陸中国に帰属するでもない現在の曖昧な立場を象徴するかのような『台湾』の苛立ちそのものではないか?と私には感じられました。
60年前、日本人教師が台湾を去る時に台湾女性に宛てた届かなかったラブレターと、日台友好コンサートを通して現代の台湾南部の街おこしの物語が平行して進みますが、ふたりの『友子』を巡るエピソードは、日台中の政治的背景を深読み出来ない事はないが、エンターテイメントとして気楽に笑って泣いて楽しめる台湾映画の快作だと思います。
過去の日本と現在の台湾、それぞれの想いの丈を届かなかったラブレターで繋ぐ至福のエンディング、魏徳聖監督の演出は見事としか言いようがありません。
60年の時の流れを止めるかのような感動的なラストシーンは、戦後、正式な国交が途絶えてからも不遇な年月の隔たりをいささかも感じさせない、日本と台湾の揺るぎない絆を表す象徴的なシーンであるように私は思いました。