ゴールデン☆ベスト 日暮し+杉村尚美
星勝プロデュースのアルバム「ありふれた出来事」「記憶の果実」が好きだ。
特に「ありふれた出来事」がいい!。当CDのM5〜M8がその収録曲(M8はアルバム未収録)。M6やM8にみられるEric Galeっぽい大村憲司のギターワークなど、アレンジ面に小椋佳のアルバム「道草」と共通する所ある。そのブルージーな枯れたフレーズやバイオリン奏法が渋い(両ギタリストは既に故人)。
メンバー(武田清一氏)がCD化に同意していない?との噂だが、今回のベスト盤発売を契機として切にCD化を望む。
それと、ブックレットには参加ミュージシャンやレコーディングデータなど掲載しておいて欲しい。
ザ・テーマ~日本テレビドラマ主歌集80年代
1980年代は、私の小学生から高校生の頃。連続ドラマは、学校から帰った後で勉強をしろという母の小言を聞きながらも(笑)本当によく観ていました。15曲の中で私が最も印象に残っているのが、『鳥の詩』です。
阿久悠さんの詩が絶品で、杉田かおるさんもドラマの中での役柄そのままの歌い方といった感じで、現在ブラウン管から伝わる彼女の印象とは似ても似つかないものですので、その辺のギャップを楽しむのもまた一興かと(笑)
80年代のドラマは、どこかほっとする内容のものが多かったように思えます。このCDに収録されている曲を聴いていると、自然と穏やかな気分になるのもそのせいかもしれません。
俺たちのメロディー(3)
まず訂正。15曲目の「野性の証明」からの“戦士の休息”(歌:町田義人)がリストから抜けています。とにかくM1からM10までの流れが素晴らしい!DJは誰だ?!かっこいい曲が目白押しです。探偵物語と太陽にほえろは、超メジャーなテーマを避けて選曲しているのが逆に良いし。それにしてもMONO収録でも「特捜」と「非情のライセンス」を持ってきてくれたところに拍手&涙。後半歌モノになり流れがちょっと変わりますが、どれも良い曲ですね。特に「もしもピアノが・・」はイントロ、メロディとも最高の名曲。坂田晃一氏の仕事はどれも素晴らしい。個人的には松山千春の「恋」がいらない。女言葉の詞の湿っぽさが浮いている。これで終わらせるのはダサいな。バラードで終わらせたいのなら「人間の証明」(あるいは定番ルパン)の大野雄二氏のインストあたりが良かったな。