個と組織を強くする 部課長の対話力
日本企業を活性化させるキーパーソンである部課長に向けたメッセージとして打ち出されているが、それ以外の方もオススメできる本。
対話力の基盤となる観を養い続ける人間が増えれば、それだけ個と組織が強くなりうる可能性が高まり、社会が好転しやすくなるのだと感じる。
One world under the sun. One team under the vision.
共通目的のもと、周囲にある文脈、語るべき内容、振る舞いを意識して共創を重ね、互いに成長する組織。そうした組織をつくる鍵は、たくましく骨太な一人ひとりの個人にある。
それぞれが力を出し、生活の糧を稼ぐ収入機会、自分の可能性を開いてくれる成長機会、何かを成し遂げることによって味わう感動機会、様々な人と出会える触発機会、学校では教われないことを身につける学習機会、地域や社会に対して益をなす貢献機会、夢を成すための千金を得る財成機会という7つの機会を仕事から得て、成長し続ける人生を歩んでいこう。
こんなメッセージも込められている気がした。
書籍の後半は、人を率いる立場になったときに使えるツールも紹介されており、全体を通して、頭に入れただけでは終わらせず、実践することを前提に構成されている。
「自分は何によって憶えられたいか? 何を遺したいのか?」というドラッカーと内村鑑三の言葉を引用した最終章のあとにくるあとがきは、実体験をもとに綴られており、ぐっと腹に響く。
機動戦士ガンダムF90 (電撃コミックス)
シャアの叛乱から数十年たった未来、何者かに一隻の輸送船が撃沈されたことから物語は始まる。それと同じ頃、連邦軍は新型モビルスーツ、2機のガンダムF90のテストを行っていた。そこに突如「一年戦争」時代のジオン系モビルスーツ群“オールズモビル”が現れ、F90が1機強奪されてしまう。連邦軍は奪われたF90の奪回とオールズモビル掃討のため、敵の本拠地である火星に向かう。だがそこで彼らを待ち受けるものは?
これでピンときた人は買いです。そういった人には間違い無く面白く読める作品。余談ですが私は登場人物の会話の中に「あの人」や「あのモビルスーツ」の名前を発見してニヤリとしましたね。
刀語 第一巻 絶刀・鉋【完全生産限定版】[DVD]
原作・西尾維新作品
伝説の鍛冶職人が造り出した12本の至高の刀。そしてそれを所有する12人の強者たち。そして、奇策師・とがめと刀を使わない剣士・鑢七花とが出会い、長い旅が始まる。
すごくおもしろかった!!
原作は読んでないですが、とっても楽しめた!これはとある島で暮らす「虚刀流」の7代目当主・鑢七花のもとに奇策師・とがめがやってきて12本の優れた刀の回収を頼み、そのためにはその12人の所持者たちを倒さなければならず、その奪還と討伐の旅をするというのが主なストーリーです。
時代劇風の落ち着いたナレーション、映画のように魅せる構図、緊迫したバトルシーンと音楽、西尾維新特有のキレた言葉使い、他にはないオリジナリティーあふれるキャラデザイン、12の刀と12の強者、どれもこれもが魅力的ですごく惹き付けられました。会話や口上が長いと思われるかもしれないがそれは第1話の宿命。というかこれが西尾節(笑)。むしろこの作品の時代背景や設定に加え七花の生い立ちやとがめの過去をこの第1話でしっかりと丁寧に描写されてたので、物語を分かりやすく理解できた。個人的にキャラデザインがめっちゃ好みだし、とがめ&七花コンビも良いし、クセのあるキャラもこれから出そうで楽しみ!
1話に一人ずつ刀の所持者が現れるそうです。
ちなみに今回の対戦者は真庭蝙蝠という忍者。しかしよくしゃべる割に最後は己の力で敗北するという、実はへっぽこキャラ(笑)で第1話としてふさわしい相手でした。そう、敵サイドも魅力たっぷりなんです。今回はいわば導入篇。次回からドバッと新キャラ登場みたいで待ちきれない!