全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集 Vol.1
待望のCD化!おそらくS社が原盤を貸さないために、LPやカセット起こしなのが一部あり残念。しかし繰り返し聴きこんだ演奏は懐かしいの一言に尽きる!できれば「分奏」もボーナストラックで収録してほしかった!!
Band Journal (バンド ジャーナル) 2011年 05月号 [雑誌]
充実の内容で満足です。現在のところ、吹奏楽の情報を得るならバンドジャーナルがもっとも適した雑誌でしょう。さすが老舗だけあって細かなところまで気配りされていますし、執筆者もかつて吹奏楽を経験した人が多く、分かりやすくなっています。今号は新入生が参加できる楽曲が付録でしたが、残念ながらパート譜が来月号の付録です。フルスコアからパート譜を書き起こすのは簡単ですけれど、著作権上の問題が気になって躊躇します。はっきりとパート譜を起こして演奏しても良い、と書いていただくと安心なのですが。いずれにせよ、楽譜がこの雑誌の重要な一部である以上、今号はやや評価を下げざるを得ません。星4つです。
金賞よりも大切なこと〜コンクール常勝校 市立柏高等学校吹奏楽部 強さの秘密
著者の経歴を拝見すると、教育現場に長くいらっしゃる方のようです。全体を拝見して思ったのは、先生が別の先生の取り組みをじっくりレポートしたんだな、ということでした。ご自身の気持ちのたかぶりとともに目の前の事実の報告をなさっている印象です。とくに指導者の講演にふれたところでは、PTAの勉強会に出席しているような気分になりました。教育者である著者が取材対象である指導者の「教育方針」に感動したのだと思いますが、読み手である私とは感動ポイントに少々温度差があり、腹のそこがスッとさめた気分になりました。
吹奏楽団の活動スケジュール、練習風景などはよくわかりました。完全に客観視するレポートなのか、対象に入り込んだ読み物なのか、どちらかに絞り込んだ方がよかったのではと思います。
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (高校編)
吹奏楽の甲子園、普門館。
そこで毎年繰り広げられる演奏は、もう高校生離れした演奏ばかりだ。
そんな演奏の中の金賞をあつめたこのDVDは、もうすごい以外のなにものでもない。
そして去年は日本テレビ「笑ってこらえて」でも取り上げられ、
吹奏楽というのが世間に少なからず耳に入った年ではなかっただろうか。
その番組を見て、少しでも興味を持ったかたはこのDVDを見ていただきたい。
番組でもとりあげられていた「淀工」や「習志野」も出ているし、
他の学校負けないくらい素晴らしい演奏を繰り広げている。
吹奏楽ファン、そして吹奏楽初心者にも、必見の1枚である。