ヒストリック・パフォーマンシズ~ザ・エレクトリック・サン・イヤーズ~ [DVD]
オープニングの印象的な鳥の羽ばたきが、スタートに相応しく
これから映される生きた伝説を予感させる。
多くのギタリストやミュージシャンに多大な影響を与え続け、そして
自らも常に進化し続け、留まろうとはしないウリジョンロート。
そんなアーティストが、SCORPIONSを抜け自己の理想とする音楽を追求
する為結成したELECTRIC SUN時代の、日の目を見る事は無いであろう
と思われた超秘蔵映像集が、遂に姿を現した。
卓越したフィンガリングや抜群のトーンコントロールなど、長年どうやって
弾いてるのか?不明だったテクニックの解明や、ドライブ感溢れるバンド
アンサンブルや、温もりのあるヴォーカルやコーラスなどは、自分が会場に居るのかと、錯覚すら覚える。
どれを取っても超一流と云わざるおえないだろう。
ボーナス映像とも言える「喋る仙人」のインタビューシーンは画面に喰い入る
事間違いなし。
長年彼を追い続けたマニアも、名前しか知らないロックファンも必見、必聴
の一枚である。
ライヴ・アット・ザ・キャッスル・ドニントン [DVD]
ウリの七弦のスカイギター、フレット数の多さにもびっくりだが、それを、いとも簡単に弾きこなしているのはもっと凄い。
ウリの格好よさにしびれる。
また、このライブに、かのマイケル・シェンカーも登場するが、UFO~MSGでの当時の面影は全くない(変貌ぶりに笑ってしまうかもしれない。しかし別人でない事は、Vギターの音と弾き方でわかる)。懐かしい曲も披露するので楽しめます。
天上の至楽
ドイツのギター仙人、ウリ・ジョン・ロートの2枚組アルバム。2000年作
「天上の至楽」と題されたライブ作品で、1曲目“スカイ序曲”から、うっとりとするような
スカイギターの甘美な音色を満喫できる。その後も“トルコ行進曲”、ショパンの“望郷”、
ヴィヴァルディの“雷鳴と稲妻”、ムソルグスキーの“ババ・ヤーガの小屋”、パガニーニ、
メンデルスソーンの“妖精の踊り”、そしてベートーヴェンといったクラシック曲を
優雅なギターサウンドで表現。まさに生ける芸術家ともいうべきその音色に聴き惚れる。
アンダー・ア・ダーク・スカイ
スカイギターを操るギター仙人、ウリ・ジョン・ロートのアルバム。2008作
序章から12年待った。待望のシンフォニック・レジェンズの第一部の完成である。
人類への警告を含んだメッセージとともにクラシカルに幕を開ける本作は、
壮麗なオーケストラをバックにしたロックオペラ風のアルバムだ。
バンドパートでの男性Voはマーク・ボールズが、女性Voは元SAHARAのリズ・ヴァンダルがつとめる。
古き良きロック風味とオーケストラアレンジが融合した、優雅でクラシカルな作風であるが、
そこに人間的で温かみのある演奏を聴かせるのはさすが。ウリの奏でるスカイギターはときに優しく、
ときに人類を叱咤するように激しく、宇宙における地球の物語を悲しみと希望の音によって織りなしてゆく。
メタル的なモダンさを求める若いリスナーには、あるいは古くさく感じるかもしれない。しかしこれがロックであり、
これが本物の音楽なのだ。音の向こうに世界が見えるかどうか。紡がれるメロディの意味を感じるかどうか。
18分の大曲のラストは唐突だが。類まれな天才の手による、音楽と世界の融合がここにまたひとつ完成した。
ブックレットにおけるウリ自身の解説も、人類と地球に対する奥深い指針をはらんだ内容で必読である。
プロローグ天空伝説
1996年、Uli Jon Rothの作品です。
Uliが、ほぼ書き上げた(?)という「Symphonic Legends (交響曲伝説)」の序章が、このアルバムです。
Uli率いる「Sky Orchestra」というオーケストラをバックに、
Uliのスカイギターが、自由に、美しく、力強く舞います。
まさしく、ジャケットのペガサスのように。。。
1枚通して、どこもかしこも、美しいメロディーで満ち溢れています。
まるで、この世のメロディーではないかのように。。。
前作「Beyond the Astral Skies」では、ジャケットのインナーにスカイギターの写真がありますが、
レコーディングでスカイギターを使用したのは、このアルバムが初めてです。
つまり。。。「スカイギター、初見参!」です。
また、ヴォーカルも、
Tommy Heart (FAIR WARNING)、Michael Flexing (ZENO, アルバム「Zeno」でVo) と、
歌唱力・表現力で「圧倒的最高レベルのVocalist」が起用されています。
(他に、Leonora Gold というソプラノ歌手を起用)
なお、
tr. 1, 10は、プッチーニの曲をモチーフとしたもの。
Lead Voは、
Tommy Heartが tr. 1,5,8
Michael Flexigが、tr.4,9,11
Leonora Goldが、tr.2 です。
他は、Uliのスカイギターを堪能できるインスト曲です。
1人でも多くの人に聴いていただきたい、1枚です。
。。。「まさしく、これが、天空のメロディー!」と思える「至上の美しさ」です。