しまなみ幻想 (文春文庫)
ここのところ取り上げられる素材、作風が同様のものが多い中でこの作品は瀬戸内海を渡るさわやかな風のように気持ちのいい作品でした。お考えどおり浅見光彦の出てくる作品でございますが藤田編集長は今回はお休みです。一度お読みください。ハードカバーの表紙のように心地よさを感じますから。
浅見光彦ミステリー DVD-BOX I
オリジナルの初版の作品集でなくこれまで出ていたビデオの焼き直しだからです。浅見光彦倶楽部の会員特に1000番台の会員としてはこれで会社が満足してしまうのがナマッチョロイ仕事でしかないと決め付けます。こんな仕事では売り上げは上がらないでしょう、私がプロデューサーになりたいくらいです。売り上げ倍増させて見ますよ断言します、作品名もアマゾンの手抜きか書いてないし今の5代目浅見光彦を見ている人達とどう立ち向かっていこうかという力強さがまったく感じられないBOXです。そうでなければ即買いなのですが現在音楽業界や映画業界の甘さを強く感じます。
幻香 (角川文庫)
究極の「香水」をめぐる事件に浅見光彦が挑んでいきます。前作の「長野殺人事件」よりもストーリーが複雑で面白いです。ヒロインが3人も登場するのは珍しいですが、テーマが香水だけあって内容も華やかです。それにしても、光彦をイメージして作られた香水や究極の香水がどんな匂いなのか気になります…。
風のなかの櫻香
内田さんの新作で、早速読破。今、人気の奈良を舞台に、中宮寺をモデルに、尼さんの知られざる(?)生活や、人生観を垣間見ることができます。ヒロインの櫻香さんの、清楚でストイックな雰囲気も、大変魅力的。ただ・・・、今回は犯罪が起こる必然性が弱いと思うのです。誘拐なんて、動機も変だし、茶番劇もいいところです。登場人物が皆、何かと関係がありすぎるのも、ちょっとね・・って感じでしょうか。奈良の魅力は伝わってきました。
内田康夫DSミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ「副都心連続殺人事件」
浅見光彦ファンの私にとっては、夢のようなソフトでした。他のレビューにあるように、推理ゲームとしては物足りない部分もあるかもしれません。しかし、ファンにとっては夢の世界に導いてくれるソフトである事は間違いありません。難しくはありません。小説を読むように、じっくり夢の世界に浸って下さい。さすがは浅見光彦倶楽部の作品ですね。次回作を強く希望します。