耳をすませば (集英社文庫)
同名表題映画の原作本です。何分古い作品ですので映画を見た後にこちらの原作本に触れる方が多い事と思います(私もそうです)が、強いてどちらかと言うならばこちらを推したいと思います。
勿論映画の方も名作である事は疑いようがありません。私も公開当時大変な感銘を受け、当然のようにDVDも所持しております。ですが原作を読むと若干の違和感を感じてしまうのです。
物語の基本線は同じです。が、相違点も多いです。聖司のヴァイオリン作りの描写は原作にはありません。本来の彼は絵画に傾倒しているようです。よってカントリー・ロードの話も当然ありません。主題歌という事で無理やり挿入した感が漂ってしまいます。
他にも雫の表情や聖司とのやり取りが、映画よりもより自然な感じがします。
映画を批判するような内容になりましたがどちらも名作です。ただ、映画に比べて原作の知名度が低いという不自然な(寧ろ自然かもしれませんが)状況を打破する為にも、1人でも多くの方にこの本を読んで頂きたいと思いまして、駄文の掲載を懇願した次第であります。
ラヴェル:作品集
■ラヴェルで最も有名な「ボレロ」はカラヤン指揮ベルリン・フィルの1965年頃の演奏で。カラヤンならではの対旋律の浮沈等興味深いが、サウンドがドイツ的重厚な華美に傾きがち。最後の「初めての転調の驚き」や「輝かしいクライマックスからの崩壊としてのエンディング」も、予定調和的で驚きがない。もっと冷徹でめくるめくしなやかさが欲しい。
■その点最高なのが次のピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルの新録音。作曲者自身の言う「渦巻く雲の切れ目から、円舞曲を踊る人々の何組かがきらめいて見える。雲は次第に晴れ、広大なホールの中で、円舞曲を踊り旋回する人々と群集にの姿がはっきりと見えてくる。ホールは徐々に明るくなり、シャンデリアの光は燦然ときらめく。1855年頃の宮廷である」という曲想が、クールに、切れ味鋭く、「溜める」べきところは溜め、衝撃的なところは衝撃的に、めくるめく饗宴はめくるめく饗宴として全く自然に演奏される。「クールな熱狂」。最高のラヴェル演奏だ。絶賛に値する。
■「ピアノ協奏曲ト長調」「水の戯れ」「夜のガスパール」は天才アルゲリッチの最高の演奏で聞けるし(それだけでも本当にお買い得です)、「スペイン狂詩曲」「亡き王女のためのパヴァーヌ」は我らの小澤の若き日の演奏で。
「ダフニスとクロエ」第2組曲はラヴェル管弦楽集も録音しているアッバード指揮ロンドン交響楽団で安心して聞ける。
■ラヴェルの最高傑作のひとつ「ピアノ三重奏曲イ短調」は最高級のワインのコクで楽しめる練達のボザール・トリオの演奏で。この二枚組みセットの目玉商品の一つ。
■最後をアッカルドの「ツィガーヌ」で締めくくるのは、私の趣味に合わないが、(ピアノ三重奏曲と入れ替えてほしかったなあ)、いずれにせよたった二枚でラヴェルの主要名曲を、しかも最高級の演奏で聴けるのは嬉しい限りだ。超お薦めです。
バロン (Baron) チェア 【ハイバック】 シルバ-フレーム 可動肘 座クッション ピスタチオ CP85DR FEF6
このモデルで、ダークブルーを利用しています。
重量はありますが、足部分が特にズッシリ感があり、グラつきガタつきは特に感じません。
フレームは自分用で使うなら、ピカピカのポリッシュより、つやのないシルバーでも十分かと。(好みですが・・)
リクライニング機能・リクライニングの強弱・座面のスライド・座面の高さ調整など・・・
体に合わせる各調整もでき、仕事以外の快適性も十分。 リクライニングをロックできる機能は便利です。
座面がスライドするのは、体の大きな自分にとってはより快適に座れる要素の機能。
普通に姿勢よく座ると腰部分がサポートされ、楽に快適に机にも向かえます。
背メッシュの張りはキツ過ぎず固くもなく、体重をかけても力を分散してくれて心地よい背もたれ感。
クッション座面は硬めで、長く座っていても疲れにくいです。
じゅうたん部屋で利用していますが、キャスターは特に重すぎず軽すぎず。
フローリングで利用される方はOPの専用キャスターがいいかも。 標準キャスターでは滑ります。
バロンを選ぶなら、ローバックよりはハイバックの方がオススメ。
ハイバック仕様はOPでヘッドレストを後付け可能です。(ローバックは後付け不可)
気になった点。
肘掛けは、上下の調節と左右に角度調節はできますが前後には動きません。
カタカタと動き、気になる方は気になるかも。
背がメッシュ(座メッシュ)なだけに、ホコリが気になる方も多いかと思います。
綿ホコリは付着し易いですが、ハンディタイプのホコリ取りの掃除道具を使えば綺麗に保ち易いと思います。
Night & The City
オーディエンスは少なめな箱で行ったライブ。一流のジャズピアノとは何かがここにある。ベースのチャーリーへイデンとピアノのケニーバロンのデュオ。スィング感、エレガンス、色気、ダンディズムまでピアノで表現してらっしゃるケニーバロン氏。いつも聴くたびに頭が下がる。
音の粒が輝いている、それが実にさりげない。
ベースのへイデン氏も朴訥なベースではあるが的確なサポート&インタープレーで申し分ない。太い雄弁なベース音がつややかである。
やはりほんとにすごいピアノプレーは鳥肌が立つ。まさにこれはそれ。
10点中9点 お酒とともに味わいたいそんな一枚である。
バロン (Baron) チェア 【ハイバック】 シルバ-フレーム 可動肘 座メッシュ ダークブル- CP85CR FDH4
いい意味で非常に頑丈
フレームが頑丈すぎて壊れるという心配はないのですが、そのおかげで重量はとんでもないことになっています。
フローリングの上で使用していますが、簡単にキャスターの下が沈むのでフローリングマットを敷いて使ってます。
メッシュでしかもブラックだと背もたれ部分の下と座る部分の後ろに溜まっていく綿埃(?)も気になります。手ではらった位では落ちないですし掃除機でブラシ使用でゴシゴシやらねば取れませんよ