インシテミル 7日間のデス・ゲーム [DVD]
原作は読みました。12人の参加者から10人に変更されていますが、この位の人数の方がすっきりしているかも。ただし、ストーリーもずいぶん変更されており、原作の方が緻密でした。2時間にまとめるとなるとこれもやむを得ないのかもしれませんが、2人目の被害者(原作では生き残る)の殺人場面でその犯人を見せてしまい、謎解きの一つを放棄してしまうなど、大味な印象は拭えません。
一方、ホリプロ50周年記念映画なので、シンプルなプロット、豪華絢爛キャストで家族みんな(?)で楽しめる娯楽作にはなっています。
藤原竜也はあいかわらずの大げさな演技でしたが、北大路欣也、片平なぎさは、渋いですし、石原さとみが、案外頑張っていました。綾瀬はるかは、これまでのイメージどおりで、透明感ありすぎで、ダークさがなかったのが残念。
インシテミル 7日間のデス・ゲーム Blu-ray & DVD プレミアムBOX (4枚組) [初回限定生産]
殺人ゲームの実況中継というショッキングな題材の映画ですが、どうも、いまいち平板で面白みに欠けるお話でした。巷には他にもショッキングな映画や小説などごまんとあるので、私たち観客はもう、ちょっとやそっとのことじゃ驚かなくなってきてるんですね。
ジャンル的には、流行の“心理戦ゲーム映画”の作品ですが、『ライアー・ゲーム』ほどの心理戦の駆け引きがあるわけでもなく、人が死んだらみんなパニクって、ぎゃあぎゃあ騒ぐだけで、心理戦的にはごく浅いものしか見れません。“犯人”と“探偵”とか、“倍額ボーナス”とか、それなりの興味深いルールが提示されるものの、ストーリーが進むにつれ、それらはおざなりになり、どうでもよくなってしまいます。
舞台となる暗鬼館の描写も中途半端で、殺人マシン“ガイド”もなんだか安っぽいロボットのイメージしか残りません。
一番肝心な人物描写についても中途半端で、キャラクターの人生がほとんど見えてこない。せっかくの魅力的なキャスティングが本当にもったいないです。
「生きたいという強い意志を持つものだけが、最後に生き残る」みたいな胸を熱くするメッセージも聞かれますが、設定が非現実的すぎて残念ながら胸に響いてきませんでした。
私的にはやはり、綾瀬はるかのシャープで可憐な美しさが、◎。 7日間ずっと同じ衣装だというのは頂けませんが。
プレミアム・ツイン・ベスト 昭和のアイドル・ベスト
とにかく選曲が素晴らしい。自分で昭和のアイドルベストを作っても大体こんな感じの選曲になるんじゃないか、と思えるほど単に売れた曲ではなく名曲を厳選されています。
ただその一方で、録音レベルも低くリマスタリングもされておらず、音質にこだわる人間にはがっかりさせられるものでした。10年位前に発売された「青春歌年鑑」の音の方が良いくらいですから、いかに手抜きな製作か解ります。
音質が良ければこの2倍の金額を出しても安いくらいのものですが、そのへんちょっとがっかりです。
ゴールデン・ベスト
30年前の高校生時代を、思い出させてくれる当時の可愛いジャケットの写真 ワクワクした気持ちで聞きました。「純愛」レコード盤が擦り切れるほど聞いた頃を思い出しました。他の曲も当時の声や姿を思い出させてくれました。今も変わらない純情ななぎささんやっぱリ最高です。
なみだ色の匂い(紙ジャケット仕様)
名盤である!冒頭からご本人のせりふ&美しいBGMから始まる。これが話しかけられているようで、きゅんと来る。夢物語でなく、現実的な歌詞がいい。せりふを含む男性裏方チームが、ほんとにいい仕事してる。ね、どうしてぇ?顔がかわいいだけでなく、声もかわいい、歌も上手。声をはりあげるところは、なぜか感動する。特に「純愛」のさび。かっこいいと思う。これはファーストアルバムだが、LPは5枚くらい今も押入れにある。ほかのアルバムもぜひCD化してほしい。南沙織のようなDVD付きのボックスが出ればなぁ。。(なんで出ないんだろう?)