ワン・ナイト・イン・ダブリン [DVD]
このイベントの主役はゲイリー・ムーアですが、
それはリードギター兼メインボーカルのすばらしい内容から誰しも納得です。
ブライアン・ロバートソンの衰えぶりには少しがっかりというか冷や冷やしましたが、
スコット・ゴーハムのカッコ良い老け方と現役の弾きっぷりでそれも帳消し。
エリック・ベルに関しては、過去にはいろいろあったのに、
よくぞこのステージに立ってくれたという感謝の気持ちが湧いてきました。
ブライアン・ダウニーのとてもお洒落なドラミングも懐かしかったです。
最後のインタビューは、特にゲイリーのアイリッシュ訛りが苦手な自分には
字幕の存在がありがたく、この国内盤を買った価値を見いだせました。
スノウィー・ホワイトやジョン・サイクスも皆と仲良く同ステージに登場してほしかったな・・・
Black Rose a Rock Legend
1979年リリースのなんと言ってもゲイリームーアがフル参加している事が重要なアルバム・・・フィルとゲイリーの仲は色々あるようですが、この2人が手を組むと本当マジックが生まれます!!全編通して聴く事が出来るゲイリーのギターがとにかく素晴らしい・・・バンドアンサンブルを考え抜いたギターワークはこのアルバムならでは!!スコットゴーハム(G)とのツインギターもうまく機能しており、THINLIZZYサウンドを作り上げています。ブライアンダウニー(Dr)の職人的なドラムもまた見事!!4曲目「ウェイティングフォーアリバイ」はシングルとして発表されたナンバーで、彼らの魅力を凝縮した1曲・・・ギターソロがカッコいい!!なんと言ってもこのアルバムの聴きものは、ラストを飾るタイトルトラック「ブラックローズ」・・・7分にわたる壮大なロック叙事詩!!いつ聴いても鳥肌モノの曲で、このメンバーでなければ完成されなかった曲でしょう・・・フィルとゲイリーの共作、素晴らしすぎる!!ギターの掛け合いが、またいいんですよね!!ハードロック史上に輝く名盤!!!!!
Thunder & Lightning
このアルバムの主役はジョン・サイクスです。最初から最後まで弾きまくっています。ジョン・サイクスはホワイトスネイクでブレイクしました。しかし、このアルバムの方がすばらしい。ホワイトスネイクでは、デヴィット・カヴァーデルに気を使っていた感じですが、フィルは自由に弾かせている感じです。ゲイリームーア張りの速弾、泣きのギター、ライトハンド奏法、リフ、バッキングギター、聴きごたえがあります。フィルの歌の最中もギターに耳がいってしまいます。ギターソロを待っている自分がいます。ギターキッズは必聴です。
Chinatown
この後の反逆者からクリス・タンガリティーズにプロデュースが代わり、洗練されたメタリックな要素が入っていくので、荒削りなレスポールサウンドとリジィらしさが体感できるのは、このチャイナタウンまででしょう。
80年代の香り際立つギミック無しの高揚感があります。
特に2のチャイナタウンでのソロは流石ゴーハム、危険かつ味のあるソロが聴けます。
あれから26年…、もうこんな音出して勝負してくるギタリストなどいなくなってしまった。
一番かっこいいレスポールサウンドなんだけどなぁ…
ライヴ・アット・ローレライ1981 フューチャリング・スノーウィ・ホワイト [DVD]
2009年に発売された輸入盤の"Are You Ready?"と同じ内容のモノですよねぇ。
画質が向上してるというなら別ですが、
日本盤のみのボーナス・トラックも入ってるワケでは無さそうだし、
難しいMCがあるわけでもないので、半額以下の輸入盤の方を買う方がイイのでは?
さて、スノーウィー・ホワイト時代のレア映像で、演奏自体はソツがないですが、
スノーウィーが如何にシン・リジィのキャラクターに合ってなかったが
如実にわかる作品です。
そういう意味では面白いかも(^^)