感染 プレミアム・エディション [DVD]
映像の持つ雰囲気は抜群に良いと思います。不気味な院内の映像は
見ていてゾクゾクしてきます。
演出面ですが序盤は丁寧に描かれており好感が持てたのですが中盤
以降は無理やり恐怖とパニックに持っていこうとしているのかの如
く雑多で纏まりにかける展開になります。また医師や看護婦がいち
いち狼狽しすぎで不自然かつ見苦しさを感じました。
「目で見えているものが必ずしも真実ではない」というのがテーマ
になっており、その象徴として劇中では鏡が多用されているのです
がおばあさんと絡む演出が頻出するわりには古典的な演出を繰り返
す為にテーマがボケてしまったと思います。ここで古典的と見せか
けて斬新な演出で捻りをいれる事が出来れば評価は上がったのです
が残念です。
全般的には良いと思います。細かい事は気にせずに雰囲気を楽しみ
ましょう。
アジャイル開発の6原則と20のベストプラクティス―オープン統一プロセス“OpenUP”とラショナル統一プロセス“RUP”を集約した実践的ソフトウェア開発指針
サブタイトルにあるOpenUPやRUP、そしてXPやSCRUMなどアジャイル系のベストプラクティスをかき集めたという感じです。私はわりと古くからラショナル統一プロセスやアジャイルの書籍、そして製品のRUPを読んできたので、前半4分の3はもうどこかで読んだことがある感じで、飛ばし読みしました。
とはいえ若手エンジニアには、古典をこれから何千ページも読まなくて済むので、これはおすすめです!
若手育成の教科書にも使えそうな気がします。
後半4分の1、「第7章 プロセスの適合」からは、適合レベルによってどのようなプロセスにするかなどが初級、中級、上級など表にまとめられており、私のようにプロセスを導入する立場としても参考になりました。
ちなみにタイトルのとおりベストプラクティスにフォーカスしているので、OpenUPやRUPのディシプリンやフェーズなどの解説は一切ありません。ご興味がある方は「ラショナル統一プロセス」で検索してでてくる他の本で補うとよいでしょう。