ザ・☆狂鍵ヒットパレード~倉橋ヨエコミュージッククリップ+ライブ映像~ [DVD]
CDを聞いた事しか無かったので、各々の曲のミュージッククリップもライブで歌われている姿も初めて見ました。ミュージッククリップは面白い物からちょっとキュンとくるものまで、クラヨエさんの音楽と合っていて凝った内容です。(私は『楯』でウルッときました。)
ライブの映像は、クラヨエさんのかっこよさやカワイさ誠実さが出てて、なんだか応援したくなる人だなと思わせてくれました。倉橋ヨエコさんの世界をのぞいてみたい人にオススメです。
マリのドドンパ
純国産のラテン系ニュー・リズム“ドドンパ”を一躍世に知らしめた「東京ドドンパ娘」(61年)の大ヒットを受けて、2匹目のドジョウをねらったコミカルなノヴェルティ・ソングばかりを歌わされたばかりにキワモノ扱いされがちの渡辺マリだが、ハスキーな声色とダイナミックな唱法から江利チエミの再来といわれ、見砂直照と東京キューバン・ボーイズの専属歌手をつとめたほどの本格派であった。お色気はからっきしだが、元気で一途な「東京ドドンパ娘」のイメージは、渡辺の声にドンピシャ合っていた。渡辺なくして、この大ヒットはありえなかっただろう。
UNITED COVER
耳にしたことのある曲が多いが、そのどれもが全く違う意味に聴こえる。 5.や9.といった、当時なりの明るさやカッコよさを表現した曲からは陽水特有の皮肉な響きが感じられ、それがまた違う世界を創り出している。 特に誰でも知っている筈の1.までがその「悲しさ」から逸脱し、叙情的な「哀しさ」を呈する様は圧巻。
原曲のよさか、歌い手のよさかは「鶏と卵」か。
陽水ワールドの「濃さ」が出すぎた感もあるので星4つ。