
どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
いろいろなドラマやCMで使われているクラシックピアノの名曲、以外とタイトルは知らないものです。あっあの曲?・・と思うすばらしいピアノの音色がこれで聞けますよ。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番
ラフマニノフのピアノ協奏曲を収録したCDは非常に多く出回っているが、私の中ではジルベルシュテインがアバドの指揮でベルリン・フィルと共演したアルバムが好みに合っていて他の追随を許さない。
ジルベルシュテインの演奏を聴いていつも感じるのは、ラフマニノフの曲に霊感を与えるのは弦楽器の音だということである。ピアノは、弦楽器によって作られた霊的な音の熱狂・興奮をより高める役割を担う。わたしは、彼女のピアノに印象を受けないと言うつもりはない。むしろ逆で、彼女は、弦楽器によって作り出された音響の世界をピアノ1台で突き破ろうとする。ピアノの限界に挑むのである。その力強いピアノのタッチから感じられるエネルギーは、聴き手に大きな印象を与える。ものすごい音楽である。