ダンシング・イン・ユア・ヘッド
基本的に管楽器が得意ではなく、ジャズを聴くとしたら
ピアノ、ドラム、ベースのトリオだろうな、と思ってたのに、
こいつを聴かされてぶっとびましたね。
数百枚あるCDの中でジャズはこれともう一枚(それもオーネット)。
聴かせてくれた友人は、「ロック好きでも聴ける」といい、
その通りはまって、その後いろいろな音楽通系の友人に
聴かせたら、軒並み全員はまりました。
ほんと、ジャンルなんて関係なく、とにかくいい。
基本メロディ繰り返しの音楽がこんなに気持ちいいいとは。
ぼーっと聴いてもいい、真剣に聴いてもいい。
でも、一番のお勧めはでかい音量(もしくはちゃんとした
ヘッドフォンで)で、部屋を真っ暗にして目を閉じて。。。
だんだん気持ちよくなってきますよ。トリップするのに
薬なんかいりません(苦笑)
#すみません、輸入盤のほうに書いたのと同じ内容で。。。
Vol. 1-at the Golden Circle
オーネット・コールマンの多面性と静謐なフリーの精神を見事に結実させた作品として、記念碑的なコールマンの最高傑作。アルト・サックスだけでなくトランペットやバイオリンまで披露するコールマンのマルチぶりにも驚かされるが、何よりもここで展開されている音楽のクオリティの高さに注目すべきであろう。無調の音楽がこれほど美しく精神的な世界を表出するという衝撃が心を打つ。フリーがブランドとしてではなく実体を伴ったコンセプションとイマジネーションに彩られたとき、われわれは20世紀の最良の音楽の一つの姿を知るのだろう。またこのアルバムのジャケットデザインが比類なき傑作の姿を伝えていることも忘れてはならない。このセンスはあらゆるジャズジャケットの中でも最高の部類に入ると思う。いずれにしても必携盤である。
ジャズの十月革命 (植草甚一スクラップ・ブック)
表紙がビル・ディクソンなので期待したが、内容はほとんどがオーネット・コールマンの話。
おまけでセシル・テイラーという感じ。
フリージャズを総括するような内容ではないのでご注意を。
オーネットやセシルのファンであれば読み応えはあると思いますが。