海峡 DVD-BOX
愛は、国境を越えられるのか?
どうしようもない悲しい愛というものが
存在している。
ひとは、かささぎのようにも飛んでゆけず
織り姫と彦星は、出会ってもあえない。
哀しい雨が降っている。
舞台「夜は短し歩けよ乙女」 [DVD]
原作に準じた作りはいい。まさか4章全部演じるとは思わなかった。
原作を知っていれば没頭できるだろう。
しかし飽くまで「原作を知っていれば」だ。
そうでなければ荒唐無稽なファンタジー劇になってしまうかも知れないし、無理に舞台化した感も湧いてしまうだろう。
けれども、総じてよくできている。原作を知らずとも楽しめるほどに。
主人公「私」なぞ、明らかにモデルより年かさだが、童貞理想主義者らしくて好感が持てる。登場人物もなべて好ましい。
しかし、
だがしかし、
肝心の「黒髪の乙女」が微妙に黒髪でないのはどうか。
ライトの当たり具合ではやや茶色に映るし、もとより余りにカツラ過ぎる。
あまつさえ、他の役者に較べて明らかにカラ元気でセリフをカラカラと叫ぶばかり。
彼女に演技はまるでない。原作から膨らんだ他者に較べて台本通り。
原作のような天真爛漫な萌え少女ではなく、単なる不思議ちゃんになっている。
それだけが残念だ。
この物語は乙女が主体なので、それが主人公に夢想させるほど魅力的な存在あるいは演技でないと、興醒めしてしまう。なぜ彼は彼女にこれまで夢中になるのか、わからなくなってしまう。
万人の絶対的な存在などありやしないが、
せめて、黒髪の乙女は、少なくとも完全な黒髪であってほしかった。
それは主人公と読者の共有する唯一の要素であったのだから。
そうであればありがちないち劇団員のベタな演技でも許せた筈だ。
だからお話としては面白くとも、評価を下げて星3つだ。
原作を知らない人にはもっともっと面白く見られると思う。
しかし原作を知っていると、
どうかな。
青山のトップスタイリストが教える巻き髪講座 かんたん! 誰でもすぐできる!
今までスタイリング剤でどうにかクルクルを持たせようと、頑張っていたのですがそれが間違いだと知って、実際本通にやってみたらとてもよかったので驚きました。
髪のためにも、今度はシャンプーにもこだわってみたいと思いました。