シゴフミ 一通目 [DVD]
1話からもうずっと続きが気になるアニメなってます。
OPもすごくいいですし。ただ今の学生がみんなこの感じ
だとこまるなあとか思いました。
でも価格的にまあ無難のほうだと思いますし
ファンの人は買いです。私は考え中なのですけどね。
シゴフミ 三通目 [DVD]
暖かいお話と、真逆の重いく残酷なお話が詰まっていると思います。
イジメの話は本当に考えさせられるようなものやったと感じます。
残酷なアニメと言われるかもしれませんが、ニュース等を見ていると、これが今の現実だと思う。実際に起きている。残酷の二文字で終わらせてはならない問題だと思い、すごく現実と重ねてしまい、考えさせられる話だったと思います。
社会的に生きるか、動物的に生きるか…どちらも辛い選択です。
EMOTION the Best シゴフミ DVD-BOX
殺人、いじめ、虐待。辛い人間の暗部。一部分だけを見ればその部分が強調されているかのように感じられる作品。しかし、それだけでは終わらない強い包容力に満ちた力作です。
死後の世界へ旅立った人から現世に残る知人へと届く「死後文」の配達人フミカをめぐる騒動。ぶっきらぼうだが、どこか寂しげで、真面目で、本当は思いやりのあるフミカの周りに集まってくる奇妙な縁で結ばれた友人たち。フミカと同じ「死後文」配達人で妙に大人ぶっていけれど純粋なチアキ、フミカの過去を知る誠実な少年・要、要に密かに思いをよせる元気な少女・夏香、マイペースで大胆な夏香の姉・春乃。主人公を囲む登場人物らのフミカのことを思いやる故のひたむきさと温かな存在感がこの作品に前向きな力を与えています。
辛いこと、嬉しいこと、人の心のうちの全てを「死後文」配達人として嫌というほど見てきたフミカ。彼女自身も自分が自分であるために己の過去を清算するつもりでいるのです。はたしてフミカの壮絶な過去とは?そして彼女はなぜ「死後文」配達人となったのか?そもそも「死後文」配達人とは何者なのか?そのあたりの謎解きも観る者を惹きつけること請け合い。
一話ずつなかば完結しているかのような構成ですが、実は一つ一つの話が積み重なって大きな潮流になっていくあたりが素晴らしい。どのキャラクターも実に丁寧に描かれていることが物語に厚みを加えています。
人生につきものの辛さも、それがなければ味気ない温かさも、すべて心に染み入ってくる、これはファンタジーアニメの心に残る名作です。
シゴフミ〈4〉Stories of Last Letter (電撃文庫)
堂々のフィナーレと事のすべての始まり、そしてひとつの終わりまでを集めた珠玉の最終巻。
そしてあとがきにて明らかになる「シゴフミメディアミックス企画」の全容*1。
小説・アニメ双方を併せることでひとつの物語として繋がる作品になっていました。
無論、小説だけでも一個の作品として完成はしています。
最終巻となる今回は、配達人としての文伽が主役となるエピソードとそうではないものが入り混じっています。
前回の3巻でもトリのエピソードとエピローグが別の配達人─沙音─を描いたものでしたが、今回もそういったエピソードが含まれています。
ただ、今回のそれに関しては3巻の時と違い文伽の関与・登場が一切ないわけではなく、配達人になる前の彼女が物語に出てきています。
そういった形式を取り、生前の彼女と沙音という配達人(更に言えばアニメのフミカ)、そして配達人となった文伽をつなぎ受け継がれる想いが描かれています。
そして、シゴフミは確かに奇跡だが、時にはシゴフミが原因となり悲劇を招くことがあるという悲しい現実がある。
けれどシゴフミはただの現象でしかなく、本当に奇跡を呼び起こすのはそれを差し出す人と受け取る人。
だからシゴフミは、決してこの世にあってはならないものなどでは…ない。
と、この作品の世界観と根源的設定に対して“答え”が明示されたとても良いラストを迎えています。
短すぎず長すぎず、後から手を出すのにも程良い4冊の本に収められたシゴフミのストーリーに是非触れてみて下さい。
シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)
想いを遺して逝った人が、大切な人に宛てて書いた死後の手紙─シゴフミ─を届ける配達員。
手紙を預かり、届ける…本当は、ただそれだけの仕事。
でも、そんな業務の枠を超えて、たとえスケジュールが押していようと死者と現世に残る者に関わらずにはいられない心優しき配達員 文伽。
これは彼女が見届けた人たちの悲しくもあたたかな物語。
届けます、あなたが遺したLast letter.もう、届かないはずだった言葉を…。
無愛想というか無表情な配達員の少女と、人語を介す─ようするにしゃべる─××のふたりが手紙を託す人、託された人に“介入”する話。
語弊を承知でたとえるなら『しにがみのバラッド。』の死んだ後ver. アフターケア版みたいなもの。
内容は3話から成っていて、それぞれがちょっと切なくてホロリとくるストーリーばかりです。
そして、とにかく寡黙で必要以上に深入りせず、そっと傍で見守るだけというのが文伽の基本スタンスなため、必然的に話は各話の登場人物が中心となります。
『しにがみのバラッド。』でもそうだった「非現実的な存在が主役ではあるけれど、物語の中心になるのは現実を生きる人たち」やはりこれが結構いいカンジです。
他にも、各話の順序というか組み立てもかなり素敵。
まさにアン・ドゥ・トロワ!ってなものです。
とはいえ、正直な所“アン”にあたる「飛べない蝶」はいまいち感情が入っていけなくてそれほど良いとは思えませんでした。
が、しかし「終わり良ければ全て良し」の格言よろしく、トロワで見事にやられました。
イラストの方は残念ながら、表紙は気合入ってますが中は…のパターン。
こんな良いシーンなのに添えてある絵がこれか、惜しいなぁと思うこともしばしば。
尚、2巻の刊行が既に決定していて、予定では来年の2月。
雨宮さんが締め切りをぶっちしないことを願いつつ2巻を待とう、そう思える作品でした。