なくしもの発見器 千里眼
親機と子機の1対1のものであれば、安くてよいです。
(親1に子機複数のものも世の中にはありますね)
距離も親ボタンを押しっぱなしにして7−8mに近づくと鳴ります。
認知症の親の為に買いました。
お奨めの商品です。
折り梅 [DVD]
主人公の女性がたくましい人なので、見ていて辛いところまで行くぎりぎりで踏ん張ってます。
それは、実際に痴呆老人を抱える人に対してにしか意味の無い映画ではない、という事です。
社会の問題を扱う作品は、その問題に賭ける意気込みから、
得てして説教臭く被害者意識に蝕まれてしまうものなのですが、
この映画はテーマとは関係無く楽しめる作品ですし、
尚且つテーマを自然と受け入れられるようになっています。
その優しさが嬉しい映画でした。
3D音響『聴脳エクササイズVOL.1』
ストレス解消に癒し系音楽を探しているうちに見つけました。
頭の中を音が立体的に躍動したり、突き抜ける感覚がとっても不思議。
夜に何度か聴くうちに睡眠が深くなったことと、朝すっきりと目覚めるようになったことが◎。
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか
在宅死が種々の事情で困難な現在、終の棲家となりつつある特別養護老人ホーム、
そこの常勤医という今の医療制度ではまれな存在の著者の現場からの告発の書。
入所者の90%が認知症、その認知症の方が誤嚥性肺炎、すなわち摂食嚥下障害を起こすと必ず出てくる胃ろう造設の話。
多くの医療従事者が何かおかしいと感じているが、保険点数で誘導されている医療政策下では
保険点数が取れる方向に話は進んでいく。
著者は加齢により徐々に食事摂取ができなくなり死にいたる状態、いわゆる老衰のことを平穏死と呼んでいる。
その意味では平穏死を願わない人はいないであろう。
そのためにどうしたらよいのか。。
終末期医療に関心のある方、否、すべての人に読んでもらいたい書である。
人は必ず死ぬのであるから。
この本がもっと多くの人の目にとまることを願う。
殯の森 [DVD]
語られる世界とはどこか遊離した落ち着かなさのようなものがのこる。どこか活動家、闘士のような「力」による伝え方だ。
老人たちのホームにおけるドキュメンタリー現場を、とてもうまく融合して物語を伝える手法の成熟感、それはすごく感じる。
録音、音響も、この 「殯の森」では、目の醒めるような環境音がすばらしく、それが映像の魅力に負けていない。
愛しい人の喪失感を最近体験した人には、主人公たちの心の内にある闇の深さ、突然の感情の表出、抽象的な奇跡、癒すようなエネルギーの湧き昇る場面を、観客が共有することはありうる。
が、監督自身があきらかに意図しているものが、あまりに明確に思われるので、かえってそれは「おしつけがましさ」として感じられてしまう、という意見もありうる。
ぼくは観賞後に、どこか抵抗感を持たざるをえないものが自分の内から生じたこと、それは率直に言いたい。
まず強引である、と感じた。「そうでしょう」と迫られているような、それに抵抗を覚えた。
劇中で「そうせなあ、あかん、ていうことはないよ」と語らせるが、それが、また、ふたりが割れたスイカをむさぼる時、むしろその相手の口にねじ込むような場面に、なにかどうしても重なるような伝え方、という感じがしてならない。携帯電話の使われ方も危機感のないものにすぎる。それが作者の都合として感じられてしまうのが気持ちに残る。
その強引さは、現実的に職として介護をしている方には、非合理のままドラマに押しやられているような感じが残るのではないか。
しかし力技ということでは、主演の尾野真千子の抑えた表情、突然のトラウマの表出、感情の爆発的で悲痛な叫び、「いったらあかん ! いかんといて !」の場面は女優の魂を感じて素晴らしい。
全編「緑」に浸され、侵食される映像。それでももう一度この映画を確認したい誘惑を多くの人は捨てきれない。