
のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)
まず感想としては、とても楽しい1冊。
そしてこれまで同様続きが楽しみ。
興味がある方にはおすすめできる内容。
ファンは買うべし。
内容としては、舞台が日本に移り
前作(?)で千秋が目標にしていた歌(オペラ)が主題。
千秋、のだめが中心という感じではなく
あくまでもオペラ・歌劇団がメイン。
新キャラも個性派揃いで笑える。
当初単行本帯にあった「笑えるクラシック漫画」が帰ってきた。
あと個人的愚痴だが(適当にスルーで)・・・
何故24巻なんだろうか。
賛否両論となったあの23巻フィナーレの意味は何だったのか?
例え話が続いていても、あれで最終回としたのだから
本巻は副題「アンコール オペラ編」の1巻でよかったのでは?

Nodame Cantabile 4
とても良いです。特に面白かったのが
峰が一人で行っちゃうシーンですが
「だまされた・・・」というせりふ
(だったと思います)の訳が面白い。
「I trusted you guys and you betrayed me」
たしかにこうしないと意味が出ないよなぁ。
改めて日本語と英語の違いを感じました。
あと「あばよ バーカ」の訳が
「Sayonara Idiots」というのも
味があるなぁと個人的に思いました。
アメリカンパイで「Sayonara」を
使ってたのをふと思い出しました。
たまに日本人でも「アデュー」とか
「チャオ」とか言ってる人いる感覚で
さよならを使ってるのかなぁと思ってます。
海外でのだめを英語で読む人は
どれだけこの日本的笑いを理解しているのか
購買層はどんな人たちなのかに
興味が湧いています。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション [DVD]
ほんとに、気持ちよく楽しめる映画です。見終って、幸福感があります。HAPPYが画面から漂ってくるような感じです。コミックの実写版はコケることもよくありますが、この作品は大成功ですね。まんがも面白いのですが、映画も最高に面白い。同じテイストを残しつつ、映画ならではの遊びが満載です。いよいよ残すところ、後編のみとなりました。必ず見ますよ。

のだめカンタービレ楽器 Selection BOX
ビアノ、バイオリン、ホルンなど細微に至る再現は平均上レベル。
作中・コミック表紙などで使用されたオリジナルカラーVerが楽しめます。
ただギターは弦なし、ホルンは大き過ぎかつパーツを接着する必要あり、とストラップとして楽しむには若干サイズ・形的に難があるものが多いですがバイオリンの千秋オリジナルVer.は弦、弓が揃っていて引くことも可能(誰が弾いても同じ音だと思いますが)とリアルを追求している部分が集めたい欲を煽ってくれると思います。

のだめカンタービレ(25) <完> (講談社コミックスキス)
オペラ編の上下の下です。
千秋、またもやアンコントローラブルに陥りそうになるも、今回はのだめちゃんにフォロー(?)してもらい、大団円へ。
峯、ますみちゃん、きよら、くろきん等、おなじみのメンバーも登場してラストを飾ってくれます。
ま、この巻だけで言えば、のだめ&千秋の心の揺らぎとか、描き切れてないカンジも、正直しちゃうかな。
上下の間に、中、があってもヨカッタかもしれません。
けれど、やっぱり「のだめちゃんの新作」を手に取ったワクワク感には勝てないですからねー。
しかし、いい物語でしたー。とっても面白かった。
その意味で、5つ★ですよ。
のだめも、千秋に、最後にご褒美もらえたしね。
なんと言っても、コマの間からメロディーが流れてくる描写のうまさには関心し通しでしたね。
(すぐ思い出すのはますみちゃんの打楽器試験のシーンとかね)
音楽が聞こえてくる絵というのは、それはホントに、超ハイレベルなはずです。
なのに、笑いもふんだんにまぶしてくれて、見事なエンターテインメントでしたね。
この物語の続きがこれから読めないのかなーと思うと、かなり寂しいです。
二ノ宮先生、編集の方、関係者のみなさん、本当にアリガトね!