エンプティー・チェア
シリーズ3作目。今回はニューヨークを離れ、アメリカ南部の街が舞台。
これまで2作では、ボーンコレクター、コフィンダンサーという強力な敵とライムやサックスの戦いだったが、3作目では趣向を変えて、田舎臭い南部の閉鎖的な街での事件で、敵の正体ははっきりしない。
サックスは窮地に陥り、介護士のトムも銃弾を受けてしまう。これまで室内に籠もってひたすら証拠物件を分析し事件を解きほぐしてきたライムだが、車いすで屋外へ・・・
好みで言うと、私はコフィンダンサーという強敵との息を呑む対決を描いた前作がベストだけど、ランズデールばりの今回作も案の定、最後まで作者に引きずられてしまった・・・こういう本に読書の醍醐味を感じます。
ところで、1作目のレビューでも触れたのだけど、作者はトレッキーなのか?はたまた偶然か、1作目ではライカー副長とドクター・クラッシャー、2作目でジョーディー、3作目ではスポックという名前が出てくる。次作「石の猿」にもスタートレックの登場人物が現れるのか・・密かな楽しみです。
ディーヴァ
結構年輩の人しか知らないかもしれないが、この「ディーヴァ」っていうのは昔のゲームのタイトルだ。某宗教的神話をモチーフにしているが、中身は宇宙を舞台にした戦略・戦術シミュレーション。といってしまえば簡単だが、このゲームの画期的なことはそんなことじゃない。90年代後半、家電メーカー各社から互換性が皆無に等しい家庭用ゲーム機が乱発されたのは覚えているだろうか。そのまた10数年前、ファミコンが家庭用ゲーム機主流の地位を固めつつあった頃、パソコン業界においても似たような状況が起こっていた。そんな中、各パソコン専用に「共通の舞台かつ個別のシナリオ」のソフトを提供しようという企画がこの「ディーヴァ」だ。ドラゴンクエスト4という著名ゲームがあったが、云ってみればあれの各シナリオを別々のゲーム機でやらせよう、という暴挙だ。どのシナリオから始めても良く、各シナリオ同士はパスワードでデータ互換。しかしながら7本あるすべてのシナリオを一定以上進めておかないと真のエンディングには辿り着けないという、弱小ハード所有者救済ゲームだ。そんなにも昔にそんなことをしたゲームメーカーがあったのよ。もちろん今も生き残っているメーカーだがね。●●●そんなことはただの雑学なのでさておき、この曲はイイ!原曲のフレーズは確かに残っているが、ゲーム音楽だということを意識する必要は全くない。ボーカルは含まれてないので、単純に浅倉サウンドを堪能してほしい。
DAIVA ディーヴァ
東芝EMI時代の朝倉大介が作曲に携わっていることでも有名なゲームミュージック。88SR,X-1,FM-77AV,MSX,MSX2,ファミコン,98の各機種用(のキャラクター)用にテーマミュージックが用意されている。
発売当時は朝倉大介のクレジットを関して発売(テープ)されていたが、本人のディスコグラフィーには記載されず、黒歴史化している模様。
でも新宿アルタのベランダスタジオで公開演奏とかやっていたんだよね…
ディーヴァ・クロニクル
DAIVA、MSXのアスラの血流しかやりませんでした。戦艦戦シュミレーションがあり、星を戦略するのにシューティングがあり、星を戦略してもモラルが減ると中立星になったり、かなり難しかったです。シューティング横スクロールはMSX裏技を使わないと攻略できませんでした。ですが、ゲームとして、よくできてると思います。シュミレーションとシューティングをいっしょにしたゲームはDAIVA以外、あまり知りません。
PS2でリメイクしてほしいです。(惑星戦のグラフィックを横スクロールのまま向上させるような。)