とどかぬ想い
メイン・タイトル「もう誰も愛さない」は、吉田栄作・山口智子らが出演したフジテレビ系ドラマ「もう誰も愛さない」のエンディング・テーマ。米西海岸で活躍するAORシンガー:ビリー・ヒューズ(元LAZARUS)が主題歌を手掛けた。売上50万枚は、当時の洋楽シングル新記録である。
日本人編曲家:門倉聡による都会的なアレンジ、清涼感のあるコーラス。美しい音に仕上がっている。フレーズ1つ1つは非常に短いのだが、詞が深く、今聴いても良い曲である。詞・曲は人気女性ライター:ログザンヌ・シーマンとの共作。彼女の公式サイト Noa Noa Music で現在も音源を聴くことができるので、当時を知らない人は是非。
日本のみならず世界中でヒットしたことでも知られる曲で、日・米・韓はじめ各国のアーティストにカヴァーされている。日本では山本実枝、Wink、BON CHICの3アーティストがカヴァー。尚、ビリー・ヒューズは残念ながら既にこの世を去っている。
コアな情報を一つ。収録曲「Two Worlds Apart(ふたつの世界に)」が、THE SISTERS OF MERCY にカヴァーされている。SISTERS はアンドリュー・エルドリッチ率いるゴシックのカリスマである。新たな歌詞を加え、タイトルを「Under the Gun」と改めたこのヴァージョンは、ヘヴィなギターと低音のヴォーカルにより、オリジナルとは全く別物に生まれ変わっている。怖いモノが見たい人は「Greatest Hits Volume One: A Slight Case of Overbombing」を聴いてみるといい。
ニューヨークの夕暮れを写したジャケットには、今は亡き世界貿易ビルも見える。
うたかたのオペラ(紙ジャケット仕様)
歴史的名盤であるだけに、ファンにとってはがっかりな一枚。だが、アナログ盤の初回特典だ
ったオマケ・シングルを初CD化したことや、永らく廃盤・レア盤としてオークション・サイト
などで高値で売られていた事を考えるとこの再発は意義が深い。正直私もがっかりしたが、前
向きに考えてこの評価としたい。この機会にこの作品群に触れたことのない人は是非聴いて欲
しいと思う。
ちなみに、『パパ・ヘミングウェイ』と『うたかたのオペラ』のこの改変は、起源を辿ればワ
ーナー時代に出されたアナログのベスト盤『BARAMERICAN』に遡る。このレコードが企画された
時“デジタル・リミックス・リマスター”(レコード帯より)が施されたのだが、その結果生
まれたのがこのテイクなのだった。以降このミックスが“オリジナル”としてアルバムに収め
られるようになる。CBS時代のベスト盤CD『Le Bar Tango』にも、東芝時代のCDにも、今回のリ
リースにも使われている。つまり、初代アナログ音源は一度もCD化されていないのだ。元々を
知るファンからすれば、欠陥品と言ってもいいようなミックスなのだが、原盤権を加藤和彦自
身が持っていて、今回自身でリマスターしていることを考えると、これが加藤の意向であると
理解せざるを得ない。
先日、初代のマスターのありかについて担当者に電話で訊ねてみたのだが、その所在は現存す
るのかどうかを含めて、ようとして知れないと言う。初代のマスターはワーナーの倉庫に眠っ
ているのか、加藤邸にあるのか、あるいは紛失してしまったのか……真相は闇の中である。
NOW 90’s BEST
とにかく,収録されている曲がつぶぞろい。この時期,東京で1年間の研修を受けていた。渋谷のスクランブル交差点を通るたびに流れていた曲が,そのまま入っている。楽曲を聴くたびに,あのころの思い出がよみがえる。なじみのある流行の曲ばかりなので,この時期の思い出に浸るにはうってつけのCD。
もう誰も愛さない BOX [DVD]
青森県では、当時、リアルタイムで見れず、「岩手めんこいテレビ」での再放送(仕事中の時間)VTRに録画するしかなく、予約し忘れたら、見れない状態。最終回も、録画失敗し、細切れにしか見れず、ずと「全編見たい!!」と懇願していた作品。最近、ネットで、発見し、すぐに購入。
超面白い!!!(現実離れしている、漫画チックなところもあるが)
この頃の吉田栄作、超カッコいい!!ナイスバディ見せまくりです。かかわった女性が全て彼の虜に・・・も、納得のはまり役。
この役の田中美奈子も、大好きです。
みんな「愛欲の世界」にまみれていくのが、凄いです。人間のドロドロの愛憎劇の中にも、純粋な愛とは・・・考えさせられるドラマです。 感動的。