日本沈没 スペシャル・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
案の定「酷評の嵐」であるが、「こうすれば日本を沈没から救うことができる。そういう話でなければリメークの意味はない」というレビューを読んで、はじめて「この映画の意図」が理解できた。
ただ、原作をここまで変えるのなら「それ相応の工夫」がいるだろう。全体をみて感じるのは柴咲と草なぎの個人的な話がメインで、それを映えさせるために「日本沈没」がおまけについているとしか思えない。
1973年版にも、確かにラブロマンスはあった。しかし、「日本沈没という大問題」に真摯に対峙する、首相をはじめ政府関係者の姿がよく描かれていた。
本作では、この部分があまりにもお粗末。首相は火山噴火で飛行機が墜落して死に(そんなに低空飛行しないだろう!)、首相代行は何もしない。危機管理大臣ひとりが孤軍奮闘する。こんな話はないだろう。
旧式潜水艇がなぜ限界を超えたところまで潜れるのか。「気合」でやったからできたということか。
柴咲が、都合よく草なぎや自分の知人のところに現れるのも、かなり無理がある。
原案はもっと骨太な話ではなかったのか。営業サイドの要望で、ソフト路線に変更したのか。
こういう「娯楽作品」でなければ客を呼べないのかも知れない。それなら、違うテーマでやるべきだ。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
この作品は、昭和40年のSFマガジンに連載されたものである。しかし、今読んでも古くささや不自然さは感じない。ただし、時間や空間の移動が激しいので、一気に読まないと混乱する。二度読みをしても良いが、全十章のうちの第二章の後に、一番感動的なエピローグ(その2)があるため、結末を知っているとその感動が薄れるかもしれない。
作者が言わんとしている宇宙や時間の概念を理解することの難しい、時空を超えた壮絶な戦いを描くSFであるが、純愛小説として読むことも可能である。
日本沈没 [DVD]
うる覚えで恐縮ですが。
コミックス『太陽の黙示録』の雰囲気というか、アイディアのスタート地点というかがこの『日本沈没』のそれと一緒に見える。ボクが『太陽の黙示録』を初めて読んだとき、「だいぶ前にこういう内容の映画観たな」と思った。題材が似ていることは特に気にしないが、この『太陽の黙示録』の帯に、某超有名映画人による「日本ではこういう映画は作れない」という趣旨のコメントが書かれていて、ボクは苛立ちを覚えた。映画として『日本沈没』という前例がありながら、完全に無視されていることに他ならないからだ。(付け加えるなら、「こういう映画をを作れない」ようにしてしまったお前ら映画人を恨む、とも思った)
その後、『日本映画半世紀の歴史』みたいな本を見つけるたびに一応目を通すが、『日本沈没』の名は出てきたことがないと思う。(ちなみに『復活の日』は一回観た(笑))
この映画はかなり危険で、難しい、鬼門というべき内容のテーマを取り扱っていると思う。最近樋口監督によるリメイク版も出たが、それでもこの旧作との比較みたいな批評は公には少なく、こっちにはあまり光が当たらなかった気がする。
だからボクは忘れられた名作と言いたい。
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日本沈没 上 小学館文庫 こ 11-1
本書は私が小学生のときに読んだ作品で、それまで大人が読むような小説は一度も読んだことがなかったが、ものすごく面白くて家族中で後編が出るのを待ち遠しく思っていたことを記憶している。
そのころやはり流行っていた『ノストラダムスの大予言』とともに、終末ブームの頂点の作品だった。