不夜城 [DVD]
とにかく色っぽくてカッコイイ。当時、劇場で見た時には日本語がたどたどしくてちょっと…と思ったけど、これが逆に色気倍増か?とも思える。原作本を読んでから見た映画だから、原作を期待して見るとかなり物足りないかな。現在「レッドクリフ」の好演、「傷だらけの男たち」でも色気発揮だけど、若き日の金城武なら「不夜城」。山本未来の体当たり的演技もとっても好感が持てるし、あのベッドシーンはすごい。この映画の競演がきっかけで椎名桔平と結婚したのかな?「不夜城」の中で『三国志の〜』って会話が出てくるのは、今の金城武のレッドクリフ出演を案じさせるモノ?なんて勝手に思う私。金城武ファンなら一見の価値アリな映画です☆
M [DVD]
日本と韓国人の両親を持ち、ハーフな美元さんですが、モデル出身だけあって、スタイルも抜群で美人!見事な裸体を拝める事が出来ます。タイトル通り、Mな美元さんの演技が随所に見られます。その他、脇役俳優陣では新進気鋭のイケメン俳優、高良健吾に大森南朋、怪演が際立っていたなすびに田口トモロヲ…と役者陣のキャスティングも良かったと思います。今回の見所としたら、人妻である聡子(美元)と出会い系サイトで知り合う売春を強要する、ヤクザ(田口トモロヲ)の絡みではないでしょうか?Mっ気な美元さんと二重人格?な田口トモロヲさんに謎的な存在の高良健吾さんの三者三様の演技が見所だと思います。星が4だったのは、美元さんの見事なスタイルが拝めるのは良かったのですが、絡みには巧くいかせてなかったのが減点対象でした。
龍が如く3 PlayStation3 the Best
龍が如くシリーズ4作目。既にPSPやPS3で何本が続編が出ている程の人気シリーズです
1はクリア、2はPS2本体の不調でクリア出来ず仕舞いでしたが
2の時みたく前作を振り返れるムービーが付いてるのは親切でした
ゲームシステム的にはシリーズお馴染みの要素を踏襲しつつ、各要素をブラッシュアップした印象でしょうか
GTAみたいな箱庭で自由に遊ぶスタイルではなく、慣れ親しまれてるRPGの形式+ACTバトルという形式は変えずに
固定視点の大幅緩和、寄り道要素の充実、ロード時間の改善ときちんと手入れされてる印象です
例によってメインストーリーだけ進めると17時間程度で終わりますが、製作陣もその事は把握してるのか
いわゆる「強くてニューゲーム」的な要素もあり、プレイスタイルに幅が持たせているのも好印象
ストーリーに関しては龍が如くお馴染みの先が気になり、引き込まれる感は健在でした
ただクリアしてから振り返ると、アサガオ関連と中盤以降のどんでん返しの無さがちょっと微妙でしょうか
前者は無理やりゲーム部分と絡ませてグダグダ。後者は淡々と事が進み、終盤のインパクトが足りない…
とはいえここまでの完成度で纏め上げてるのは流石ですし、安心して遊べるゲームとして仕上がっています
シリーズ未経験でもPS3持っているなら一度手出してみるのをオススメします
ドラゴンファイト [DVD]
かのジェット・リーと、『少林サッカー』のチャウ・シンチーが共演していた作品!
単純に良いところと悪いところを箇条書きで挙げます。
【良かった点】
●やはり、ジェット・リーの華麗なるアクション! 言うことありません(^v^)
●チャウ・シンチーのずば抜けた演技力!
『少林サッカー』などのコメディアンとしてのシンチーしか知らない人は
きっとビックリするのではないでしょうか!?
【残念だった点】
●シンチーの演技力は褒めましたが、そのシンチーが演じたキャラクター自体はイマイチ。
ジェット・リーの無実を信じて匿ってくれるのはいいんですが、
ナンパばっかりするは、カツアゲに遭いまくるは、借金するは、
あげくのはてにヤクザのブツくすねて悪い仲間に売りつけようとするはで、
感情移入がしづらいことこの上ないキャラクターでした( ̄〜 ̄;)
自業自得なため、敵に殺されても同情できなかったです・・・。
●ヒロインのニナ・リー(現在のジェット・リーの奥さん)の中途半端な扱い。
●ほかにもツッコミどころには事欠きませんが、もぅ面倒なのでここでは言いません。
結論は、ジェット・リーのアクションは◎、ストーリーは×ということで。
やつらを高く吊せ (講談社文庫)
馳 星周の作品は不夜城、鎮魂歌などを読みましたが、ともかくどれも裏社会でうごめくタフな男を主人公とした圧倒的なバイオレンスノベルです。生半可なこの手の作品ではどうも嘘っぽく感じられるはずなのですが、馳作品ではそれが結構リアリティをもって読者を引き込んでいきます。アウトロー達の行動原理がしっかり書き込まれているので、読者も作品の中では納得ずくで悪徳行為に同化してしまうのでしょう。
今回の主人公栃尾は政治家や芸能人のスキャンダルを暴いたり証拠写真をマスコミにリークして荒稼ぎをしているスキャンダルハンター。人の秘密を嗅ぎまわることが生きがいで、情報をつかむためにはクラブのマスターやボーイ達、警官、三流ジャーナリストに惜しげもなく荒稼ぎした金をばら撒きます。栃尾のもとに飛び込んできた大物達の情報が危うければ危ういほど栃尾は興奮し、コカインを吸い鎮痛剤を何錠も噛みながら中古のポルシェを疾走させスキャンダルを追い回すのです。
発端は世の中からは忘れ去られてしまっているようなタレント同士の密会を追いかけていたのですが、女タレントを面倒見ている闇金融屋の佐竹から逆に脅されてしまう始末になってしまいます。なんといっても佐竹は広域暴力団K組をバックにしているから栃尾としてもビビらざるを得ません。佐竹は腕のよい栃尾を利用して顧客達を脅しまわり貸した金を取り立てようという算段。そんな訳で6話の脅し話が連作されているのです。勿論、栃尾も筋金入りの情報屋、佐竹に顎で使われるような状況を何とか逆転したいといろいろ画策するのですが・・・・。
刑事を恐喝したり、女子高校生と同棲してしまったり、東京中を信号無視で突っ走ったり、麻薬を吸引したりする栃尾は倫理的にも社会通念的にも全く許し難い人物で、けっしてこの主人公を賛美するわけにはいきませんが、読んでいて不思議な爽快感がある悪漢小説です。