北朝鮮 泣いている女たち―价川女子刑務所の2000日 (ワニ文庫)
読んでも読んでも、目をふさぎたくなるような内容ばかりが続きます。
暴力・暴力・暴力の連続。。。
人間の強さと弱さを感じる一冊です。
いつまで北朝鮮は、このような事を繰り返すのだろうか。
こんな事を続けていても、良い国になるはずがないのに。
金一家、幹部、権力を持った人達はどこまで貪欲なんでしょうか。。。
なんとかならないのかなといろいろ考えさせられる一冊です。
どうか、この本が、多くの人の目に触れますように!
著者が無事に亡命出来て良かったです。
北朝鮮 泣いている女たち―价川女子刑務所の2000日
亡命者があまりにも多い北朝鮮に興味を持ち、数冊の北朝鮮亡命者が書いた本を読みましたが、この本は、あまりにも恐ろしく背筋の凍る思いをしました。強いものの勝手で、次々と刑務所に収容される普通のお母さん達、家に残した我が子のことを思いながら、拷問、拷問そして寝る間も無いほどの労働に、この世を去っていく。豚の食べ残しを餌箱からあさり、泥で作った団子を食べる。出産後、すぐに赤ちゃんは首をひねって殺される。たった今も、そんなことが毎日起こっているかと思うと、何も出来ない自分をもどかしく思い、そして日本に生まれたことを感謝せずにはいられません。