笑ゥせぇるすまん (1) (中公文庫―コミック版)
喪黒福造氏は何を象徴しているのでしょうか。
「笑ゥせぇるすまん」第一巻を読みながら感じたことです。
ココロのスキマ・・・お埋めします、と書かれた名刺を持ち歩いています。
ココロのスキマ・・・確かに、大きな失敗や苦痛ではないのですが、毎日生活している日常でふと頭に浮かんでくる妄想、欲望のようなもののようです。
もうちょっと幸福なら、もうちょっとお金があれば、もうちょっと楽ができれば・・・といったほんの僅かな欲望を持ち続けていると、その小さなもののためにせっかく築いた安定をすべて壊しかねませんよ、という黒い欲望の象徴なのでしょうか。
毎日が同じように訪れてくれることの幸福を感じる必要がありそうです、現代人は。
他人が作り出した商品化された欲望に振り回されている現代人を描いた作品だと受け止めました。
笑ゥせぇるすまん (3) (中公文庫―コミック版)
喪黒(笑ゥせぇるすまん)から心のすきまを埋めてもらった人のラストは実に哀れだが、俺は人生においての教訓ってぇのを学んだね。
喪黒に心のすきまを入れてもらった人ってぇのは何らかしらコンプレックス等を抱いていてつい調子に乗っちゃったりすんだよね。
喪黒から学んだこと。それはいつなん時でも調子に乗ったことをするなってことさ。
笑ゥせぇるすまん (4) (中公文庫―コミック版)
この世で欲望に飢えた種は誰であろう。それは人間である。
この作品に登場する人間(喪黒福造に心のスキマを埋めてもらう)は地味でまた何かと周りに対し劣等感を抱いており、そこへ喪黒福造と出会い喪黒福造が行っている無口の店主のいる魔の巣へ行き喪黒福造に話を聞いてもらい、喪黒福造はそんな人の心のスキマを埋める。
心のスキマを埋めてもらった人は初めの内は良いが、次第に己の欲望が肥大化し…また、そこへ喪黒福造が現れ例えば「〇〇さん、貴方私との約束を破りましたね」と、問い詰めその人「い…いえ、喪黒さん。見逃してください」と弁解するが、喪黒福造は決して許さずオキマリの指を指し「ドーン!」という効果音と共にその人を落とす。
人間は非常に欲望深い生き物であり、良いことが続くとハメを外してしまう生き物であり、僕なんかも良いことが続くてとついハメを外してしまう。
しかし、この「笑ゥせぇるすまん」という作品は今の時代に置いてある意味「叱りの本」ではないであろうか。
Dear...my love
D-SHADEのラストシングル。そして「Dear」からの再録。
Dearの時は男っぽく熱い感じでしたが、今回はちょっと違います。
荒い演奏がキレイな演奏に変わり、美しいのですが、
逆にDearの時のバンドサウンドと違い、なんかHIBIKIが目立ちすぎかな…?と感じます。
そしてC/Wのin the AIR。なかなかD-SHADEらしいサウンドですね。かっこいいです。
なんでたった6枚のシングルで解散したのか、謎ですね。。。