提婆達多 (岩波文庫 緑 51-5)
ほぼ同じようなシチュエーションで、
舞台をキリスト教の創世記に設定した、
スエーデンのノーベル賞作家ラーゲルクビストの名作、
「バラバ」
という本が、同じく岩波文庫から出ています。
そっちはまだ絶版じゃないので、
この本に感動された方は、ぜひお読みください!!
ご存知の方も多いでしょうが、この本の末尾の
言葉は、最近、五木寛之さんで有名になった、
親鸞の言葉をヒントにして書かれています。
そこがもう、圧倒的!!
それまで冷静にストーリーを追っていただけなのに、
とつぜん読者に振り返り、
魂の救済を叫ぶ中さん!!
「バラバ」とセットで読もうよ!!