navajo trail
その卓越したギターテクニックとアレンジセンスの良さが光る天野清継久々のリーダーアルバム。
一時期の葉加瀬太郎、最近ではCOBAや川井郁子等のバックで大活躍している彼だが、何と云ってもソロ・アルバムでこそ魅力が発揮される。
今作ではジャジーなムード満点の(2)/(3)/(4)をはじめ、アップテンポなタイトルチューン(5)及び(8)、そしてアコースティックが魅力の(1)/(6)/(10)等々多才さを発揮。セルフカバーによるAZURE(2)も新たにストリングアレンジに挑戦するなど新境地を切り拓いている。
安心して身を委ね慣れるサウンド&アレンジはBGMとしても最高の1枚で大変お奨め。
渡辺香津美との共演等で今後も目が離せない存在だ。
ナバホへの旅 たましいの風景
先日、雑誌の対談を読んでから、「中心に権力を持たない社会」というようなものを考えていて、それからこの本を読んでいて、ナバホの伝統的な儀式「サンダンス」を、チーフ、リーダーとして受け持つ人の話がなんだか繋がる気がした。
河合さんが「チーフになる人はどうやって選ばれるか」と質問すると、相手は「自然」に決まるのだと答える。
「私はほんとうにどうしてか知らない。あるとき、あなたは座っていて、次の日には、あなたは人を助けている。そうして、あなたはチーフになっている・・」
なりたいと思ったり、要求したりするわけではなく、「そうなっていたのです」と答える。
じゃあ、そんなふうにしてなったリーダーが勝手に自分の気に入るように行動し始めたらどうなるのか。と訊くと、これも単純な答えである。
「自然に人は離れていく。ふと気がつくと、周りに誰もいなくなる」
「誰も平等である。中から自然に選ばれたからといって偉いわけでもない。偉いと思った瞬間に人々は離れていく」
1920年代に、ユングは、西欧人がまったく軽視していたアメリカ先住民族の長に会ったときの驚きを書いていて、その長の顔に衝撃を受けたという。その「悠然とした落ち着き」に感嘆する。ヨーロッパでは見られない顔だと感銘を受けた。
河合さんは、現在ならともかくこの時代に、「ヨーロッパの影の部分を認識していた」ユングの先見性に驚いている。
「われわれの観点から植民地化とか、異教徒への宣教、文明の拡張などと呼んでいるものは、別の顔を持っている。つまり残忍なほどの集中力で遠くの獲物を探索する猛禽類の顔付きであり、海賊、野盗といった悪人どもにふさわしい相貌である」
今さらの社会のシステムの頂点に、「悠然とした落ち着き」のリーダーの顔など見られるだろうか。
ナバホへの旅 たましいの風景
先日、雑誌の対談を読んでから、「中心に権力を持たない社会」というようなものを考えていて、それからこの本を読んでいて、ナバホの伝統的な儀式「サンダンス」を、チーフ、リーダーとして受け持つ人の話がなんだか繋がる気がした。
河合さんが「チーフになる人はどうやって選ばれるか」と質問すると、相手は「自然」に決まるのだと答える。
「私はほんとうにどうしてか知らない。あるとき、あなたは座っていて、次の日には、あなたは人を助けている。そうして、あなたはチーフになっている・・」
なりたいと思ったり、要求したりするわけではなく、「そうなっていたのです」と答える。
じゃあ、そんなふうにしてなったリーダーが勝手に自分の気に入るように行動し始めたらどうなるのか。と訊くと、これも単純な答えである。
「自然に人は離れていく。ふと気がつくと、周りに誰もいなくなる」
「誰も平等である。中から自然に選ばれたからといって偉いわけでもない。偉いと思った瞬間に人々は離れていく」
1920年代に、ユングは、西欧人がまったく軽視していたアメリカ先住民族の長に会ったときの驚きを書いていて、その長の顔に衝撃を受けたという。その「悠然とした落ち着き」に感嘆する。ヨーロッパでは見られない顔だと感銘を受けた。
河合さんは、現在ならともかくこの時代に、「ヨーロッパの影の部分を認識していた」ユングの先見性に驚いている。
「われわれの観点から植民地化とか、異教徒への宣教、文明の拡張などと呼んでいるものは、別の顔を持っている。つまり残忍なほどの集中力で遠くの獲物を探索する猛禽類の顔付きであり、海賊、野盗といった悪人どもにふさわしい相貌である」
今さらの社会のシステムの頂点に、「悠然とした落ち着き」のリーダーの顔など見られるだろうか。
ココペリの旅
インディアンジュエリーが好きなので
ココペリの存在は知っていたのですが、こんなにアツい
ストーリーがあるとは知らなかった。ますますココペリ
が好きになり、アメリカのパワースポットに行きたくなった。
ライヴ・イン・ナバホ・ネイション [DVD]
~~力強く、時には優しく、いろいろな歌い方を使い分けるアラニスモリセットですが、今回のこのDVDでは、北米のナバホ族とともにそのルーツなどを学びながら、彼女自身の音楽におけるスピリチュアルな部分をさらに磨いていく、そんな光景が見られるように思います。ナバホの方たちとの共演、はたまた自然との共演まで、なかなか内容の濃い一枚だと思います。基~~本的な曲構成は、「ジャグドリトルピル」の曲目からなっています。「ジャグドリトルピル」のアルバムとは違った一面がかいま見れますよ♪~~