ゆらゆら帝国のめまい
ゆらゆら帝国は音楽性とは異なり、何故か結構一般人にもうけていて、少し不思議な感じがする。勿論、僕は彼らがかっこいいと思ってるしそれはいいのだけれど、例えば前作の「ゆらゆら帝国III」なんて、どう考えたって「ゆらゆら帝国で考え中」以外(普通の人に受けるような)キャッチーさやポップさは皆無だったし、それでも良作には変わらないとは言え、かなりメジャーとして評価が高いのは不思議に思ってしまう。
というわけで今作が果してどっちに人気が傾くのかはなかなか興味があるところだ。こちらはいわゆるメロディーサイドだそうで、全体的にメロウで聴かせる音楽をやっている。とはいえ、そこはやはりゆらゆら帝国。
一曲目から歌詞・曲調ともにたまらないものを聴かせてくれるし、2曲目なん!て80年代のどこか気だるく頭に残るメロディーで、かなりよい。
賛否両論あるかもしれない「他人に歌わせる」曲もアクセントになってアルバムの倦怠をせき止めていてなかなかよいと思う。
ラストは、いままでのゆら帝からは考えられないほどパワーバラード。
初めてゆら帝聴くって人にはこちらをお勧めする。
心を空っぽにすれば夢が叶う
最初タイトルを見た時、自己啓発の本だと思って読み始めましたが読み進めていくとその内容の奥深さに圧倒されました。夢を叶える方法として、イメージングを行う、プラス思考を行う、脳を活性化させるなど良く唱えられていますが、そのような小さな内容ではありませんでした。夢を叶える為に何が必要かという枠を超え、心の探求、解明から始まり、心の働きを超え本当の自分に戻る大切さが分かりやすく優しい言葉で書かれていました。混沌とした時代だからこそ内なる自己への探求を行い、本当の幸せをみつける必要があるのだなと思いました。現代人の必読本かもしれません。また、体を超え心を超え距離が消え時間が消え空間が消えすべてが調和し一体となったという著者のサマディの体験談が書かれているのですが、とても興味深い内容でした。