アラブ、祈りとしての文学
2009年12月出版
まだ出版されたばかりです。てっきり翻訳物だと思って手にとってみたのですが、1960年生まれの日本人女性のまだ49歳若手学者によるアラブ文学論書です。文章は学者らしからず、流麗です。論旨は解りやすく流れていきます。普通の読者なら、出てくる地名も人物名も判りません。採り上げられている作品も一瞥もないものばかりです。それでも論旨を辿っていけるのは著者の力量だと思います。文学論書のはずですが、著者の感情の揺れ動きが読者に大きく訴えてきます。
*文学などして何になる
著者は、パレスチナの惨状を目の当たりにして、文学を論じたり研究をしていることの無力さを自ら強くなじります。読者にしても、パレスチナの惨状を知れば知るほど著者同様に知って何になる!という無力感は強く感じます。でも、まず知ることから始まります。感じて注目していることの、見守ることでの抑止力は確実に存在します。無力を知りながら抑止になるように祈るようにして文章を綴る。表題の「祈りとしての文学」という意味はここにあるようです。
*ネイションの彼方
抑圧されたり殺害されたパレスチナ人の中にはユダヤ人もいました。あるユダヤ人婦人は、ナチスドイツの迫害を避けてイスラエルに来てからパレスチナにアラブ人として生活していました。親兄弟はイスラエルに住んでいます。婦人の息子はパレスチナ解放軍に加わります。そのユダヤ人婦人は死を前に、十代まで暮らしていたドイツへ帰って死にます。ネイションとは何なのかの命題は付いて回ります。
空いっぱいに奏でる祈り
私の感想としては、全体的にしっかりとした構成?(曲順などについて)をしていると思います。
歌詞もさすが!太志だなぁ!!なんて思います。今までに無い感じでバリバリのAquaTimez路線だと思います。演奏についても、不満は全く感じません!(私が素人だからなのかも!勝手な評価でスミマセン)
やはり、現在のAquaTimezの魅力と思われる「歌詞」は中高生にとって心にグッと入り込むと思います。中高生の立場からするとここまで心にグッと入ってくるバンドも少ないと私は思います!だから、『歌詞が中高生向け』=『自分の心にピッタリ』=『音楽として良い』というふうになると思うので中高生には人気がありヒットするんだと思います!
私が勝手に想像しているのですが、AquaTimezの人たちは少なくとも『中高生』に向けて聞いてほしいなぁ!共感してくれたらいいなぁ!なんて作ったのかなと思うんです!
だから『中高生向け』の歌詞でいいんじゃ無いんですかねぇ?
青春をEnjoyしている中高生にはとってもいい!!おすすめですよ!!
(…ですが人間、みんな違うんで嫌いな人もいると思います)
でも!AquaTimez好きな人はこれからの発展を期待し応援していきましょう!
きっとボーカルも楽器も成長してくると思います。TV出演しているのを観ても彼、彼女達の曲作りへの熱心さ、真面目さが私には感じられたのでそんなふうに思います。
賛否両論あるAquaTimezですが、それらの意見を参考にしながらメンバーも私たちリスナーもより広い視野から音楽を楽しむ事につながると思います。勝手に私の狭い視野で評価させてもらいました。
ゲームボーカルベスト~志倉千代丸楽曲集~Vol.1
志倉さんの曲は前向きでなんだかバラードなんだけど元気が出てきます。逆に、アップテンポな曲じゃない方が良い気がします。私のおすすめは、未来この星でです。水樹さんは歌唱力があるので、ゲームをしながら聞いていると凄く感動できます。聞いたことのない人でも、不思議な世界観のある志倉さんの曲は気に入ってもらえると思います。良かったです。
アシジの丘―聖フランチェスコの愛と光
アッシジの総合ガイドではない。
作者と縁があるカメラマンがイタリア旅行の強行スケジュールの中で2日間アッシジを訪れた際の感動をつづったものである。
本も百数十ページで、写真が大半を占めるため、アッシジの雰囲気を写真で感じるには適しているし、実際伝え切れていると思うが、本文の部分は正味50ページくらいなので、すぐ読める。
アッシジは聖フランチェスコの街として有名であり、キリスト教徒にとっては巡礼地のひとつになっている。街自体が敬虔な雰囲気を持っており、著者が体験したように、聖フランチェスコが息を引き取った小堂では感動のあまり涙がこみ上げることがあるかもしれない。
アッシジを実際に訪れる機会がある際に、訪れる前夜アッシジに対してのイメージを高めるために本書を携えるのがお勧め。
RAKA
インディーズ時代の彼女のファンであるが、前作「Navigatoria」はちょっと期待はずれだったという方も、このアルバムには満足できると思います。
彼女の感性と声、多重録音によって描かれた幻想的な世界がこのアルバムの中に広がっています。
いままで"志方あきこ"を知らなかったという方も、これを機会に手に取ってみてください。
後悔はしないはずです。