ゴールデン・ヴォイス
発声する時のノドの形が異なるポップスとクラシックを見事に歌い分ける、すごい歌手だなと思いました。
深みのある声のジョシュやボチェッリに比べると、こちらはクリアーで張りのある声がとても美しいです。
よいタイミングでポップス調や明るい曲調のものが入っているので、飽きずに長く聴けるアルバムだと思います。
有名な「誰も寝てはならぬ」、美しい「天使のパン」、ボーナストラックの「ボヘミアンラプソディ」など、選曲も嬉しく思いました。
個人的には、フニクリフニクラの替わりにアヴェマリアか明日にかける橋をいれて欲しかったと思います。
ヴォラーレ ~ザ・ヴォイス2
私が初めて彼の声を聞いたのは、英国に留学中の'99年、あるTV番組に彼がゲストで出演し、ミゼレレを歌った時です。けして大きくはないあの体のどこにあれほどの声量を秘めているのでしょうか。その場から動けず鳥肌が立ちました。彼の才能はそれだけではなく、イタリア語で歌うときの彼のイタリア語は、生粋のイタリア人が彼をイタリア人だと、信じ込んだほど。アクセント、発音は完璧で、友達と彼の出身をめぐってもめたほどです。日本でもファンが増えつつあることを知り、とても嬉しく思います。彼の声によって、日本でもクラシックがもっと広く聞かれるようになればと思います。
"The Voice" タイトルどおり彼の「声」は、人を癒す力があると思います。
もちろん1st アルバム "The Voice"も推薦します。