映画 クロサギ (スタンダード・エディション) [DVD]
先入観なくこの映画を観た。
いつも行っている理容店の店長のお勧め、というのがきっかけ。
堀北真希の存在は、隣人というだけで、ある意味観客動員のための撒餌のような気がしたが、それ以外の出演者の演技には臨場感があった。
原作の漫画を読んでいないので、原作は映画を遥かに凌ぐ面白さなのかもしれないが、映画は予想以上であり、楽しめた。ストーリー展開が緊迫しており、中弛みがなく、引き込まれる感じを味わえた。
シェイクスピア、人は動き回る影に過ぎない
ジュリアス・シーザー ブルータスよ、お前もか?
少しずつ少しずつ日々を積み重ね、そして最後の瞬間に至る
印象的な台詞が多かった。娯楽映画でありながら、人はいかに生きるべきかという哲学的なものにもちらりと触れられているような気がして、悪い気はしない。
連続ドラマW 東野圭吾 幻夜 DVD-BOX
新たなる、深きょんの傑作誕生!!
フツー、あり得ないでしょう?と、思わせるくらいに、男が悪女の言うがままに、堕ちに堕ちて行くのですが、
演じる深きょんには、もの凄くリアルな説得力があります。
男を惹きつけてやまない抜群の美貌と、決して人を逸らすこと無く術中に嵌め込んでしまう押しの強さ…等々
この役は他の女優さんでは成立しないと思わせるほどハマっています。
肝心の演技も、もはや達人の領域で、存在感においても共演の柴田恭平さんとタメをはっていますし、
本当に感心するばかりです。
演出的にも十分に東野圭吾さんの納得行く仕上がりになっているのではないでしょうか。
おススメの逸品です。
雨 (初回) (CCCD)
12Pのブックレットとなってますが
これは歌詞カードではないでしょうか?
写真だけのページもあるけど、少し疑問。
タイトルの「雨」にもあんまり関係なっかたし。
でもDVDもついてるしお得感はあります。
NANA 2 Special Edition [DVD]
NANA待望の続編。
今回は、成長しきれないまま葛藤するナナとハチの二人がポイント。
ドロドロした恋愛や壊れそうな友情をリアルに描けるかがカギだった。
ハチは前回の宮崎あおいから市川由衣に変更。
これが・・・いまいち感情移入しづらくなった一点。
見た目のイメージとしては市川の方がハチに近いような気もするが
演技力、魅力は断然宮崎に軍配があがる。
レン役の今回の役者は無難なイメージ。
可もなく不可もなくといったところ。
前回の松田龍平は見た目がイメージと合わないといった意見もあったが
雰囲気や演技力、色気があった。独特のカリスマ性といったところ。
シン役だけは今回の変更は大正解。
一気に原作のミステリアスな美少年のイメージに近づき
いかにも年上女性に好かれそうなシンの危なげな感じがよく出ていた。
演技も自然で全く無理がない。
中島、成宮は前回よりもよりキャラが根付いて演技に味が出てきたほど。
とても良かった。
残念なのは、原作でリアルだった濡れ場が一度も出ないこと。
前回でもナナとレンの入浴シーンや、ベッドシーン、
章司と幸子のベッドシーンなど多少ではあるが
しっかり描かれていた。
しかし、今回の総カットではリアルな恋愛の生々しさや痛みが全く伝わってこない。
(R指定にしろといってるわけではない。最低限の表現をしてほしいのだ。)
そして、楽曲。
実際、新宿のゲリラライブでやる曲があれでは盛り上がりに欠けると思うのだが
どうだろう。(映画では、皆エキストラだから異様なほど盛り上がってるが)
ナナ達のロックな衣装や化粧が浮いている。
「思いっきり暴れてこい!」と言われてもあの曲では手拍子が似合うような気がする。
なんともTAKURO節というか、フォークソングのようなメロディライン・・。
いまいち爆発力に欠ける。
トラネスの楽曲の方が垢抜けている。
が、どちらのバンドも前回の楽曲の方が素晴らしかった。
いまいちなんとも惜しいNANA2。
楽しみにしていただけに不完全燃焼な思いでいっぱいだ。