タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]
BSとか見ていたら、ゴットファーザーやっていて、思わず最後まで見てしまい、何となくデニーロの若い頃の映画を…と。
私は見たことがあると思っていたのだが、何かの勘違いで初めて見る映画のようだ。
あとジョディ・フォスターが出ているという記憶もあったのだが、どこに出ているのか気づかずに、後で調べて12歳の娼婦役の子だとわかり、びっくりした。
しかしデ・ニーロはかっこいいというか、ハリウッドもこの様な映画ばっかり作っていたら、また面白かったのではないのだろうか。あまりにもリアルで空想と現実の境がなく、この映画が原因で大統領の暗殺未遂まで起こったというのだから、映画の持つ力はすごい。しかし脚本だけではなく、演じたデ・ニーロの演技力がそのような催眠作用があったのだと思う。
「このままでは終わる人間ではない」という「根拠のない自信」「葛藤」「あせり」が、ついにデートまで引っ張り出せた理想の女性との初映画にポルノを選んでしまうちぐはぐさなどは、何かもう自分の事のように思い込んでしまう。
どうしようもない自分の衝動を満たすために、体を鍛え、拳銃の早内の練習をするシーンなどは、アメリカならでは。日本では拳銃なんて考えられないもんなぁ。
で、政治家を狙って失敗、その足で12歳の娼婦を救うというなんか「何でも良いから、何かしたいんだ〜」という動きになり、その娼婦の組織を拳銃で皆撃ち殺して、突然ヒーローになってしまう。で、最初にポルノに連れて行ってふられた女性との再会…。
もっと私が若いときにしっかり見ていたら、また変わった見方が出来て、自分の人生にも少し影響があったかもしれないと思える映画だった。
タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]
「ドアをノックするのは誰?」「ミーン・ストリート」などとともにニューヨークを舞台にした作品、
その中でも本作は傑出している。
ロバート・テ・ニーロがタクシー・ドライバーを生業とするヴェトナム戦争帰りの青年、トラヴィスを鮮やかに演じた。
加えて、シビル・シェパード、ハーヴェイ・カイテルら芸達者たちが脇を固め、ジョディー・フォスターが
少女の娼婦役で出演した万全の配役。
冒頭に流れるバーナード・ハーマンのテーマ音楽、緊迫したイントロに続く退廃的なバラードに
ニューヨークの下町ムードがギラギラと横溢する。
ニューヨーカー、スコセッシの本領がいかんなく発揮された佳作だ。
ストーリー展開も巧みだ。トラヴィスが都会の混沌や猥雑の中で人間関係を求めつつも孤立していく過程を、
ポスト・ヴェトナムの傷跡も匂わせながら緊張を孕んだ映像で追い、盛り上げて行く。
そして、、、彼の行動は本当に少女を救出するためだったのだろうか。
虚ろな心は居場所を見出せたのだろうか。
とっておき京都―NO.1ハイヤードライバーがこっそり教えます (祥伝社黄金文庫)
超定番の観光名所もしっかり押さえつつ、ちょっと穴場的なスポットやお店も紹介されていて私にはちょうど良い感じ。
京都生まれ京都育ちの著者ならではのエピソードの部分も楽しめます。
京都散策の中級〜上級のかたにオススメです。
記憶力を強くする (ブルーバックス)
本の帯に、「やめられないおもしろさ」と紹介されてるように、読み出したらとまらない。東大出身で、数々の発見をし、人をひきつけられる文章を書け、しかも氷川きよし似と、著者に若干のジェラシーを感じる部分もあるが、ページをめくるたびベートーベンの「運命」のように驚きと興奮が湧き上がる。(人が記憶する際に、脳の海馬という部分から出すθ(シータ)波のリズムは、この「運命」の「ジャジャジャジャーン」と同じらしい。)この本の素晴らしいところは、「学習はまず大局をつかみ手順を分解して覚えるほうがよい」とか「忘却曲線から考える一番よい復習スケジュール」など科学的根拠に裏づけされた実用的なヒントがあること。これがあるために、「人間のもつファジーな記憶こそ、環境に適応するために生み出された産物」とか、「旨み成分のグルタミン酸は脳内に多く存在する神経伝達物質のひとつ」など、学術的な内容にも抵抗なく入っていける。老若男女問わずにお薦めできる本です。
Taxi Driver: Original Soundtrack Recording
「TAXI DRIVER」という映画・・・ロバート・デニーロが演じる孤独な26歳の青年、トラビスが文字通りタクシー・ドライバーとなったところから物語が始まります。
映画も名作ですが、音楽もほんとうに素晴らしい。とにかく「♪メインテーマ」は、70年代当時の深夜のマンハッタンを走るイエローキャブのテールランプや、タイムズスクエアなどのネオンサインなどの情景を・・・見事なまでに思い浮かべさせてくれます。
映画は、やはりCASTの素晴らしさ、シナリオの素晴らしさ、音楽の素晴らしさ、映像の素晴らしさ・・・すべてのバランスがあいまって、まさしく「名作映画」になるんでしょうね。
わたしは、この映画が好きで、もうずいぶん前ですが、マンハッタンで生まれて初めてイエローキャブに乗った時、感動!と同時に!、この「♪メインテーマ」を思いうかべたことがあります。