風雲児たち 幕末編 17 (SPコミックス)
幕末篇14巻から17巻までまとめ読みしました。まさに風雲急を告げています。ページを捲る指ももどかしい。
以前、野口武彦『井伊直弼の首』を読んだ時、桜田門外の変の際、血みどろの泥濘と化した現場で井伊家の家来たちが片づけに走り回っている最中、通りかかった紀州徳川家の登城行列が見て見ぬ振りをして通過する描写があり、強い印象を受けました。野口がそれをどう理由づけていたか確たる記憶はありませんが(書棚から探さなきゃいけないんで……)、私はそれを「武士の情け」として理解していました。しかし本シリーズをここまで読むと、やっぱり「自業自得」と見捨てたんだろうと思えます。作者が事件をどう描くか楽しみですし、こうなると映画『桜田門外ノ変』も観たくなりました。
しかし岩倉具視が影響力を強めてからの皇室の戦略、いやらしいですね〜。家茂が攘夷決行を約束させられ、下関砲撃事件にまで至る流れが、やっと腑に落ちました。間部詮勝に対する作者の評価は厳しいですね。
18巻を買いに走らねば!
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カセットコンロはこれを買っておけばまず間違いありません。
イワタニ(有名メーカー)、安価、火力、内炎式、エコ、スリム、純正ボンベの入手し易さ、デザイン、安全性等々トータルに考えればこれに到達します!
写真ではゴールドっぽく見えますが、実物はシルバーに近いです。
史上最強のカセットコンロ!!(笑)
風雲児たち 幕末編 18 (SPコミックス)
もう三十年以上前から書き続けられている本作。
こういう作品が在ること自体日本の文化レベルを底上げしていると思う。
歴史という、個人が取り組むには巨大すぎる怪物。それをギャグも絡ませて描いてゆく本作は、知というもののヴァイタルな姿を現す。
完結すれば、間違いなく後世に残すヘリテージとなるだろう。あるいは忘れ去られるかもしれないが、多くの疲労した歴史家の灯火として再発見されるかもしれない。
だが、もう2010年で63歳の作者の命が、完結するまで続いてくれるだろうか。
いまだに桜田門外の変に至っていない。薩英戦争も禁門の変も、薩長同盟も新撰組も、それに鳥羽・伏見も赤報隊も彰義隊もまだ遠い。
河井継之助を出したからにはその活躍を描くつもりだろうが・・・
漫画家は短命な人が多い。ドラえもんと違って作者がやる気を失っていないこの作品、途中でまた爆走することがあってもいいから、ケリがつくところまでやってほしいと思うのは御都合主義だろうか。
アピックス 豆乳&スープメーカー ASM-290
豆乳をつくるために毎日利用しています。
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ただ、後片付けがなれるまで面倒に感じます。
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当初はとても苦労しました。
しかし、最近は慣れて2〜3分もあれば後片付けが
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風雲戦国伝 (PHPコミックス)
本書の目次にはわざわざ「フィクションです」という断り書きがある。「風雲児たち」本編にはない。なぜだろう、と思っていた。その理由に読み終わって気付く。本書は、本編と違う出版社から発行されているのである。装丁が酷似しており、よく見ないと見分けがつかない。カバーデザインの担当名は異なっているので、別名の同一人物・会社でない限り、これは「真似」「偽装」である。読者側からみれば、デザインが統一されるのはむしろ歓迎できるとも言える。しかし、もし本編の側が文句をつけたら、これは許されないだろう。
とはいえ中身は決してまがい物ではない。本編の外伝として堂々たる短編群である。「フィクション」とされているが、考証の方法は本編と同じ。私は小説や講談で得た知識を歴史上の事実と混同して自慢げに他人に話す悲しい中高年を何人も見てきたから警戒はしている。しかし、ここに描かれたことは留保つきで信じたい。それほどにきちんと描かれた作品であるが、みなもとさん、やっぱりこれはフィクションなのでしょうか?