ブーケガルニ
辛島美登里さんのコンサートに誘われて、その帰りにCDを購入してしまいました。
生も良かったけど、CDで聴いてもいいなんて、自分の中でも珍しいことです。それだけ曲自体がとても胸にしみてくるということでしょうか。
昔シングルカットされた「サイレントイブ」は、いろんなアレンジを聴いてたけど、アカペラは初めてだそうで、新鮮でよかった!
コンサートでは、曲を編曲したBabybooというグループも来てて、辛島みどりさんも楽しそうに歌っていました。
このアルバムは、辛島美登里さんの他の曲も聴きたいと思わせてくれるアルバムでした。
劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル 超完全版 (2枚組) [DVD]
10年近く前、軽い衝撃を受け続けながら見たトリック。
偶然深夜のテレビで、囚われた男女二人のたわいもない暗算ゲームを見たのが、トリックに接した最初の体験。これはパート1最初のエピソード「母之泉」終盤のシーンだったと後に知ることになる。
カットシーンを復活・再編集した超完全版DVDも出たパート2がテレビ・シリーズでは最も力が入っていたとも思うが、そのパート2でもパート3や各々2本ある劇場版、新作SPからも、「母之泉」で感じたあの感触を感じることはなく、何かはぐらかされているような気もしていた。
本作「霊能力者バトルロイヤル」は、しつこくテレビで宣伝されていたことも手伝って映画館に足を運んで鑑賞したが、オープン・ロケのシーンなどで映像に映しこまれている場の空気感が濃く、本作が小さな画面で見るべきテレビドラマではなく、大型画面に釘付けになって観る映画として、かなりの本腰を入れて制作されたものであることが一目瞭然で感じられた。ここ10年で大河ドラマを含む数々のドラマで主役を演じてきた女優・仲間由紀恵の成長ぶりも、松平健とのさしでのやりとりをみれば手に取るように分かる。
伝えたい内容にしても表現手法のクオリティにしても、「母之泉」に直接つながる作品であると、ボク自身も十分納得できた初めての「トリック」でもあり、テレビで観たのでは、この素晴らしさがちゃんと伝わらないのではないかと、かえって心配するほど。
残念なのは、フルHDのプロジェクターと100インチ・スクリーンで、試しにレンタルしたDVDソフトを観ると、色合いやコントラストは映画館での雰囲気がよく再現されていると思うが、悲しいことにDVDであることによる解像度不足から逃れることはできず、本作に漂うあの空気感があまり伝わってこないこと。
本作は「やや高価であっても買ってみたいソフト」のひとつだっただけに、これはとても残念。
早速「早くブルーレイで発売して欲しいソフト」のひとつに入ってしまった。(笑)
もちろん常識的なお値段で・・・。
とある科学の超電磁砲 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray]
原作はもとより、本筋の『とある魔術の禁書目録』を知らなくても、問題なく楽しめます。
外伝という位置づけなのに、「いや、こっちが本編で『とある魔術…』が外伝なんじゃないか?」と勘違いしてしまうくらい、第1話が素晴らしいです。
原作のあるアニメの第1話は、こうあるべきだ!と言いたくなるほど見事な出来です。
説明臭さや詰め込みすぎな感じも受けますが、作画レベルもやたら高いので、いやほぼ満点の第1話と演出でした。文句ないです。
第1話だけで決めるなら、今年1番になったりならなかったりのアニメです。
ドラマCD テイルズ・オブ・シンフォニア-a long time ago-第3巻
このCDでは、プロローグからクラトスとユアンの現在。そしてゼロスのその後からはじまっています。
私は前2作のCDはもっていないのですが、レビューを読ませていただいた限り、過去を中心として描かれているのに対し、このCDでは、現在においてロイドとコレットがゼロスの足跡をおい、そのなかで彼の過去が語られるような展開になっています。その間にクラトスとユアンの話が入り、『世界』ということについて両者の見解が入る展開になります。
ストーリーについては、まずゼロスのファンの方なら、度肝を抜かれること請け合いでしょう。神子としての重くつらい過去を背負って生きてきた彼の未来がこんなものでいいの?!と思ってしまうと思います。私はいきなりの話で、心臓が止まるかと思いました。それくらいびっくりします。
エンディングの方では、きちんといらっしゃったので安心しましたが。
クラトスについては、ゼロスの話のおまけのような感じがすこししました。本懐をとげてデリス・カーラーンへ旅立った彼だったので、思い起こすことはない、というような雰囲気がありました。けれど、アンナとのからみがもう少しあったらよかったな、と聞いてて思いました。
今回がゼロスとの共演だったのも、出番が少ないことの影響なのかもしれませんね。
主要人物の中でも、濃い過去をもっている彼と一緒ならば、焦点があちらにいってしまうのも頷けないことはないと思いました。
ストーリー等を評価するなら、他のテイルズドラマCDと比べても群を抜くクオリティーの高さがあります。聞いて損はありません。(特にゼロスとセレスの会話は秀作です)
ただ、やはりクラトスの出番が明らかにゼロスと比べて少ないので、キャラのバランスを考えて★4つで。