Frampton
元HERD / HUMBLE PIE のピーター・フランプトンがブレイクするのは76年のソロ名義のライヴ作、フランプトン・カムズ・アライヴで、このアルバムは1,600セット以上を売り上げたモンスター・アルバムですが、その布石となったのがその前作にあたるこのスタジオ・アルバムです。HUMBLE PIE ではアクの強いスティーヴとは対照的な位置付けにありましたが、やはりこのアルバムでもあまりクセのない穏やかな雰囲気の曲が揃っています。若干無骨さが足りない気はしますが、それがこの人の魅力でもあり、汗臭さを感じないロックを好む人には特にお薦め。トーキング・モジュレーターをコミカルに使用したSHOW ME THE WAY は個人的には彼の代表作として押します。これを聴いてトーキング・モジュレーターの使用を辞めたというジェフ・ベックの心境はいかに?(w
Humble Pie
イメディエイトの2枚はフォーキーすぎて肩透かし、でしたが。これは凄い。
正に昇り竜。おっそろしいくらです。ギターにピーター・フランプトン(この人のテクは実は凄い)。次作「ロックオン」もいいですが、
それと特筆すべきは、この「レパートワ」レーベルのリマスターのよさ。国内紙ジャケもこんなにいいのかな。スタジオを張り詰めた空気をもひろってます。最近のこのレーベルのリマスタリングは目がはなせないですぞ。ラジカセでもガツンときますよ^^
Live in Concert
まず収録時間の表示に誤りがあり、68分ではなく76分である。
本作は良質のライブ盤を数多く生み出してきたラジオ番組『キング・ビスケット・フラワー・アワーズ』からの流用だが、ブートを含めた幾つかの収録曲違いを考慮しても、最も完全版に近い内容だろう。
放送音源としての十分な音質クォリティに加えて、演奏そのものの素晴らしさ、会場の熱気などを余す事無く伝えるライブ作品としての魅力など、バンドのキャリアにしっかり刻まれたオリジナル・ライブ・アルバム『パフォーマンス〜ロッキン・ザ・フィルモア』と比較しても全く劣らぬ傑作だと断言出来る!
本作はピーター・フランプトン脱退後の彼らのライブ・パフォーマンスを今に伝える意義深い一枚であり、バンドのディスコグラフィに残らなかった最盛期のライブ盤としてしっかり受け止めておきたいアルバムだ。