エー・エス・ジェイ/Legend 立原友香 [DVD]
本作は、立原友香のダイジェスト版です。
20年も経ちました。
今のAVは、ぼかしも極限まで薄くなり、興奮度は高いのですが、
昔のAVにあった、下着を脱がして、オッパイにむしゃぶりつく!
という、エロ的情緒がないです。機械的にHしている雰囲気を感じます。
本作は、間違いなく擬似Hですが、
下着を脱がして、オッパイを揉みしだく!という興奮があります。
こんなかわいい女の子を脱がされちゃった!
それだけで、すごいと感じる内容です。
立原友香がオッパイを鷲づかみされて、アソコも舐められている。
これだけで、10回以上抜いてしまいました。
おいしいコーヒーのいれ方 (1) キスまでの距離 (集英社文庫)
ジャンルは青春恋愛小説です。僕がこの作品に惹かれたのは著者の情景描写のうまさだと思います。その情景描写から描き出される想像画の居心地が良いのがこの作品の特徴なのではないかと思います。(たまに音楽を入れてより場面創造力を養わせているところもある)もちろんかれんとショーリの恋にも注目ですけどね。
TANNKA 短歌 [DVD]
時折挿入される俵万智の短歌は、「うん、上手いなぁ」と声を掛けたくなるほどである。
阿木曜子の演出は、当然と言えばそれまでだけれど、どうも歌謡曲になってしまってる。
黒谷友香という女優は、あまり知らないのだけど、まあ可もなく不可もなくという感じ。
特典映像を見て、阿木曜子という人は、サービス精神旺盛の可愛いプチおばさまだった。
ベリーダンスで女のサガを表現しようというあたり、やっぱり歌謡曲の作り手だと思う。
それに台詞が古い。「若い衆」「一見の価値アリ」とか言うかなぁ。わざと使ってるの?
良かったことも書いておこう。
ラストシーンは、ありきたりかも知れないけれど、これしかないねと素直に納得できた。
また、特典インタビューでの黄川田将也の受け応えは、とても好感の持てる内容だった。
アダルト・エデュケーション
どこにでも誰にでもありそうで、ない、どこにも
なさそうで、ある、そんな欲望に忠実に生きようと
する女性の12の物語です。雑誌に連載中から
同じような悩み、体験をもつ女性から感想や相談
が相次いだというのも頷けます。
男と女の織りなす心と体の綾、禁断の女同士、
一人Hと近親など、バラエティーに富んだお話です。
いろいろあった、いろいろあるけれども、やっぱり女、
結局最後は生き生きとしている余韻を残すのが、
男としてはうらやましい。
恋愛小説家の著者は決して恋愛のエキスパート
でなく、恥ずかしい失敗、夢にも出る後悔の宝物蔵
から引きずり出して紡いだ物語だと言う。それでも
作家だから告白手記であるはずもないとは知りつつも、
著者の実人生を垣間見てしまったと錯覚して得をした
悦びを感じさせてしまうあたりは、さすがです。
左門 新
三つ星レストランには、なぜ女性シェフがいないのか
女はなぜ素肌にセーターを着れるのか
天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)
村山由佳さんは主人公が恋をする春妃のことを「清冽」と表現していました。確かにこの複雑で強く、弱いヒロインは
清冽そのものです。そして、主人公の若者も、この小説自体も、村山由佳さんの書き口―『約束』などの小説でも
感じられるように清冽―美しく清んでいて色々な意味での冷たさがある、そう感じました。
登場人物の設定などもある意味ではありがちそのものです。うつの状態、苦境の中で一方ではもがき苦しみ、
他方で必死にがんばる、そんな登場人物たちは純粋そのものです。私自身、そうした状態を味わったことがありますから
ひどく共感してしまいます。そうした設定で、本当に真っ直ぐ恋愛小説を作り上げているのに、感情を揺さぶられてしまう、
ドキドキしてしまう、チクチク痛みを起こさせるような純粋で清冽なストーリー、文体は村山由佳さんでなければ書けません。
直木賞受賞作『星々の舟』のような挑戦的で意欲的な話ではなく(こちらもチクチクしてきて大好きですが)、
あくまでストレートな小説で、新人時代の作品であるからか、心の微妙な動きをより感性的に捉えている気がします。
『約束』のような読後の複雑な心境になりました。
正直、これだけ真っ直ぐな恋愛小説を好きだ、というのも恥ずかしいのですが、この小説は心を揺さぶられてしまいました。
一度読み始めたら止まらず、1時間半ほどで一気に読み進めてしまいました。村山由佳さんの読み手を引き込む
感性的で清冽な文体はやっぱり特別だと思います。簡単に読むことが出来ますしぜひ読んで欲しいと思います。