スターチャイルドSELECTION音楽編 (TV作品集)
なんとこれは二枚組みのCDで、色々な人、色々な懐かしいアニメの曲まではいっているんです。スタチャといえば林原さんが出てくる人も多いと思いますが、たくさんはいっているんです。スレイヤーズ、ロストユニバース、万能文化、爆裂ハンターなどです。林原さんがすきな方にはおすすめです。他の曲も世に話題となった作品ばかりです。
新世紀エエヴァンゲリオンです。
みなさん知っていますか?【残酷な天使のテーゼ】このエヴァの曲は、シングルなどでも出ていますが、シングルなどはテレビで使われたものとは違うんです。エヴァの監督の庵野監督が、この曲は母性的な曲だからということで、色々なところを変えてあるんです。違いが分かりやすいのが、Bメロの男性コーラスがぬかれているんです。テレビ使用されたのは、こちらのバージョンなのです。っとゆうような情報のたくさんかかれています。これはスタチャの歴史といってもいいものだとおもいます。このCDは買うべきです。
ヤマトタケル (山岸凉子スペシャルセレクション 10)
手塚治虫先生他、多くの作家によって語られ続けている日本の神話物語です。
少女漫画独特のタッチに、男の私は宝塚歌劇を思い出しました。
導入部分多少読んでいてタルいですが、主人公が熊襲のタケル兄弟を付け狙うあたりから俄然面白くなります。最後まで一気に読んでしまいました。ヤマトタケル、いい奴で男らしくてかっこいいです。父親から疎まれながらも日本中を平定していきます。英雄物語として良く出来ています。
ただ、英雄に引きずりまわされる家来ややられる側からの視点には欠けます。それがあれば、「いい奴」だけではない、光と影のコントラストが効いた深みのある英雄像になったと思います。
ともあれ、歴史好きな方にはお薦めしたい四六版ハードカバーにふさわしい一冊です。
ゆうきまさみ初期作品集 early days (2) (角川コミックス)
OUTとか読んでた頃に良く見ていた作品群です。
当時から好きな作家さんの一人でした。
懐かしさもあって個人的には☆5個なんですが、パロディは元の作品を知ってないと笑えないということもあり、1個マイナスさせていただきました。
日本誕生 [DVD]
私は右翼ではありませんが、古事記に書いてある神話、すなわち日本神話にはかなりのこだわりがあり、こんなにすごい神話をこの国の人は持っているのに、それを知らない人が多いことを残念に思っていました。その神話をまともに映画にしたのはこの作品だけです。その点でこの映画は貴重です。
この映画は古事記の中の英雄伝説と神話の有名な部分だけをうまくつなぎ合わせてストーリーを作っています。その点ではワーグナーの「指輪」と同じです。3時間という長尺で、演出もややのんびりしすぎていて、「だれる」との意見があるのは理解できますが、なーに、鑑賞するのに四日間もかかる「指輪」と比べるとずっとコンパクトにまとまっていると言えます。DVDで鑑賞するなら、何回かに分けて見れば十分見れます。私はこれを昔、京橋のフィルムセンターで、一気に全部通して見ました。この時はその長さが、大きなイベントに参加したようなボリューム感、満腹感として感じられ、苦痛ではなかったと記憶しています。
さて中身ですが、「古代日本」が驚くほどちゃんと再現されているように思えます。私は古代日本をビジュアル的に見たいものだと思っていましたが、この映画はその点で、十分満足のいくものでした。そして神話の部分の表現は、幻想的に、かつ懐かしさも感じられるように作ってほしいもので、CGを使うような洗練されたものにはしてほしくないものですが、この映画はその点でも満足できるものでした。ミニチュア丸分かりの特撮も、神話や伝説なら全くOKで、その幻想的なビジュアルは実によかったです。スサノヲがオロチを退治する場面だけは、オロチが斬られもしないのにどうしてくたばったのか、わけがわからず、もうちょっと何とかしてほしかったものですが。でも、テナヅチ、アシナヅチが住む高床式の家はなかなか雰囲気がありました。竪穴式住居もちゃんと出てきます。
日本にもこういう古代の神話や英雄伝説があるということを知ってもらうためにも、お祭りの時なんかにこの映画の上映会をやるっていうのはいかかでしょうか。