紳竜の研究 [DVD]
私は特に紳竜の漫才に思い入れのある者ではありません。
ただ紳助さん生涯二度目?というNSCでの講義内容の凄さを耳にし、それ目当てでこのDVDを入手しました。そして、その講義内容は期待に違わぬ、物凄いものでした。
NSCが舞台でもあり、講義の内容は「漫才」や「お笑い」に特化したものとなっていますが、しかし、その「漫才」や「お笑い」という単語を、例えば「事務職」や「ゴルフ」など、自分の仕事や趣味に該当する単語と置き換えたとしても、全く違和感を覚えません。
このDVDを見終ると、その辺にゴロゴロしている自称「経営コンサルタント」などという人物達の、脳味噌で考えたような成功哲学の薄っぺらさが、如実に感じ取れるようになります。
同時に紳助さんは、心で講義してくれていたんだなぁ、と、改めてその講義内容に思いを馳せる事が出来る一枚です。
収録されている紳竜の漫才も、今の目線で見てみると意外な程に知的で上品なものと映じます。昨今のお笑いタレントの多くが、単なる紳竜の劣化コピー、それも下品で簡単に見える部分のみを再生産しているに過ぎないのではないか、などという事にも気付かされます。
紳竜が好きだった方は勿論のこと、漫才なんて、と思っているような普通のサラリーマンや中小企業の経営者にこそ、是非とも見ていただきたい一枚です。
風雲!たけし城 DVD其ノ壱[DVD]
本日届き、一気に見てしまいました。
内容的によくできていると思います。
各コーナーの音楽は放送当時のものではなく差し替えていました。
値段的にチト高いかなと思い星4つです。
この内容であれば其ノ弐も購入しますね。
佐賀のがばいばあちゃん [DVD]
原作を読んでから、この作品DVDを観ました。ほぼ忠実に映画化してありました。
しかし、母親やがばいばあちゃんとの心のやりとりが中心の演出で、
原作はもっとグローバルな、生きることの意義から考えさせられる内容ですので、
みなさんぜひ原作は読んでくださいね。
映像は、当時の雰囲気を十分に再現してありました。
昭和30年代をリアルタイムで生きた人たちには、ホント涙ものの映像ではないでしょうか。
原作を読んだ印象よりも、映像では貧乏そうに見えなかったですね。
原作を読んだときと泣きのポイントが異なりました。
映像では、最初の列車での別れのシーンで涙、
ばあちゃんが枕元に用意してくれたでっかいおにぎりで大泣きでした。
それぞれから受ける印象の違いはありましたが、名作であることは確かです。
昔、ボクたちが小学生のころ、学校でよく映画会があり、
感動ものの作品を見せてもらった覚えがあります。
今では学校映画会もしていないようですが、この作品はぜひ学校で子どもたちに見せたいと思いました。
涙あふれる傑作です!!
島田洋七 がばいばあちゃん講演会~笑顔で生きんしゃい~
講演会と言うので堅苦しいかな?と思いましたが独演会か漫談のようです。どうせ暮らすなら笑っていたほうが楽しいですね。何度繰り返し聞いても笑ってしまいます。
がばいばあちゃんの幸せのトランク (徳間文庫)
本書は佐賀を離れ洋七が大阪や東京で苦労したり活躍したりする話が中心。
田舎から駆け落ちしてきた奥さんとの会話はまるで漫才のように面白い。
漫才師になってからはビートたけしや島田新助、間寛平などそうそうたるメンバーが登場し話は一気にクライマックスに。
前作に続きとても面白く読むことができた。夫婦についても考えさせられるところがあり、お薦め。