ALL SINGLES BEST
スガシカオはアルバムミュージシャンである。
この事実はおそらくスガシカオの楽曲の中でも随一の出来である『夕立ち』や
『Sweetbaby』、ライブの定番となっている『これからむかえにいくよ』等がすべて
シングルカットされずにアルバムに収録されている事からも明らかだ。
だから、シングルカットされた楽曲だけをアルバムにするなんて
商業主義すぎだし、スガシカオ本人もきっと望んでの事ではなかったんだろうなあ
なんて、にわかシカオファンの私は思っていた。
しかし、どうしても「春夏秋冬」がフルコーラスで聞きたくて
(ある意味においては売り手の戦略に乗ってしまった形で)
とうとう購入してしまった。
しかしである。
「春夏秋冬」が秀逸で涙モノだったのは予想通りだったが、
すでに知ったつもりでいた楽曲が、
シングルバージョンや他のRemixで収録されていて、これがまた、いい出来なのだ。
特に『サナギ』はより濃密になりながらもスピード感と救いを感じ取れる音になっていて
『TIME』に収録されているものよりもこちらのほうが完成されていたように感じる。
このバージョンならば、『サナギ』はスガシカオの代表曲になってもおかしくはないと思う。
他にも、知らなかったバージョンの曲がいくつかあったり、
Remixされていることもあって、聞くたびにいちいち
これもいいなあなんて、つぶやいてしまっている自分がいた。
スガシカオはアルバムミュージシャンだからシングルベストなんて買わない
と言っている初期からのファンの方にもぜひオススメする。
NHKおかあさんといっしょ 最新ソングブック かっぱなにさま?かっぱさま! [DVD]
あきひろお兄さんとりょうこお姉さんが番組を卒業するということで、DVD全タイトルの購入を決めました。「かっぱなにさま?かっぱさま!」のダンディなあきひろお兄さんが好きで、迷わずこのタイトルを最初に購入。やっぱり素敵です。
初期の作品集とあって、おふたりの初々しい表情がいいですね。りょうこお姉さんのベリーキュートな魅力も高品質な画像と音声でバッチリ(DVDの利点ですが、品質はもちろん、巻き戻しが必要ない、場所を取らないことも重要ですよね)。
あと、『やんちゃる モンちゃ』のアニメーションがかわいい「しっぱいのせいこう」が収録されているのもファンとして大満足。で、5つ星!!
何様のつもり (角川文庫)
ナンシーさんの人物観察眼の鋭さを感じました。
「男らしいぞ埼京線」は、人物に対してではないですが、
笑わせていただきました。確かにこうして見てみると男らしいですよね、
埼京線・・・ それから「日本人は酔っぱらいに寛大すぎる」も、大いに同感です。
私も、酔っぱらい=バカ=弱者って、あまりにも大ざっぱな世間の認識だと思いますね・・・
私も酔っぱらいはバカだと思うけど、必ずしも弱者とは言えないと思います。
本当に、タチの悪い酔っぱらいって、かなりいますからね。
それから私はナンシーさんは、毒舌ではけっしてないと思います。
率直で鋭いんだと思います。
NHKおかあさんといっしょ 最新ソングブック かっぱなにさま? かっぱさま! [VHS]
子供達が大好きな歌が一杯入っていて、釘づけで見ています。特にカッパなにさまとチキンダンスは一緒に踊ったりして楽しそうです。牧場を舞台にしているところも、なんだかとても良い感じです。どのお子さんでもきっとハマルはず。うちのこのマイビデオの一つです。
どこへも帰らない
96年に発表されたハルが日本ロック界に仕組んだ時限爆弾。
この時限爆弾は聴いた人間たちの脳や精神や腰などで確実に爆発する。そして、人生に変化を強いる。私もその中の一人です。1「脳みそ」5「とどめをハデにくれ」11「何様ランド」の3曲は哲学の域に達しています。全曲捨て曲なし。聴けば聴くほど沁みこみます。もう何年も聴いているのに全く飽きない、いや、むしろもっと好きになる。ハルの作った曲は中毒性がございます。この中毒性は初期ビートルズとキャロルぐらいでしょうか?本当に完成度高いです。ロックに愛される人とは、こういう人のことを言うのだろう。早川義夫に模して言えば「かっこわるいことは、なんてかっこいいのだろう」−聴けばわかります。