もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら PREMIUM EDITION(初回限定生産) [DVD]
アイドル映画ではありますが、さわやかな本格青春野球映画として、まっとうなつくりになっています。クライマックスは大いに盛り上がれます。それでいて、難解なドラッカーの『マネジメント』が分かったような気にさせてくれる。(笑)
残念だったのは、マーケティングの重要性があまり表現されていなかったこと。正義がキャプテンになるところは、原作のようにもう少し語って欲しかった。また、敵方はもちろん、自軍の心理をもう少し深く描いて欲しかった。1球投げるシーンだけで30分の番組が終了しちゃう「巨人の星」とまではいかないまでも、適切に心理シーンを挟み込むことで、試合シーンをいくらでも盛り上げることができるはず。
とはいうものの、次郎役の池松荘亮が野球が上手いし芝居も上手い。石塚英彦や青木さやかによる本屋の店主・お客を登場させ、ドラッカーの紹介をミュージカル仕立てでおこなったり、ドラッカー本人の登場など、ユーモアと分かり易い演出は面白かったです。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら PREMIUM EDITION(初回限定生産)(Blu-ray+DVD)
この人気アイドル「AKB48」をこうまで若者たちを狂わせ夢中にさせたのは、
かつて「おニャン子クラブ」で一世を風靡した、放送作家で、作詞家で、企画屋で、プロデューサーの秋元康。
美空ひばりの「川の流れのように」の作詞を手がけ、
「おニャン子クラブ」「AKB48」…をスターダムにプロデュースした彼を、
私が選挙参謀ならば絶対に彼を選挙ブレーンの一人に参加させます。彼は時代の雰囲気を香りと色と「形」に演出できる稀有な男です。
その彼が「AKB48」の前田敦子を主演にプロデュースしたのが、この映画です。
まず初めに、岩崎夏海の原作、略して『もしドラ』のベストセラー化がありました。
私も昨年、書店で見つけて興味半分に読んでました。
ちょうど『ポスト資本主義社会――21世紀の組織と人間はどう変わるか』(ダイヤモンド社、1993年)や
『ネクスト・ソサエティ――歴史が見たことのない未来がはじまる』(ダイヤモンド社、2002年)』読んでいたので、
難解ではあるがその卓越した視点に驚嘆していたところでした。
「マネージメント」と「マネージャー」の大きな勘違いで本来ならば大笑いで終るエピソードなのだが、
ただその経営理論が、野球に応用されるとは、それも一つの「経営マネージメントまがいの小説」に仕立てて、
100万部200万部のベストセラーとは、これも破格な本になりました。
さらに再びヒット映画をプロデュースしました。原作者の岩崎夏海もまた秋元康の影響下にある一人です。
このヒットの秘密は、
'1、一つには、勿論秋元が、岩崎夏海の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』と、
アイドルのAKB48を結びつけてたプロデュースの勝利です。
例えば、選挙戦とアイドルはいままでつながらなかったですが、素晴らしい新鮮さが有りました。
'2、二つは、本来どのように作為的に演出しようとも、経営学の硬派のマネージメント論が、
ばかげた事に高校野球の女子マネージャーと、異種なものを一つの物語の括弧に中に入れてしまったストーリ性の奇抜さでしょうか・・
荒唐無稽だけに尚更に新鮮味溢れ、斬新である点です。
'3、三つ目は、スポーツ映画は、ボクシングやアメフトやなど名画がいろいろありますが、
その中でも「野球」という資本主義のアメリカが誕生させた、
人間の欲望と希望と奇跡を担ったストーリに満ちているスポーツを骨子に選んだことです。
ある意味で、野球神話に依存した神話力の勝利だと思います。
CM NOW (シーエム・ナウ) 2010年 09月号 [雑誌]
巻頭特集は夏帆10代最後の思い出アルバム、16頁にわたる特集です。
CM NOWでは毎号夏帆の「帆風だより」を連載しているだけあって夏帆にはことのほか力が入っている感じで、夏帆ファンにはうれしい限りです。
さて特集の内容ですが夏帆10代最後の日の写真、素足が写っている写真、8年の軌跡、プレイバック三井のリパークとどれをとっても夏帆ファンにはたまらない特集なのですが、なかでもデビュー前の6枚の写真は見逃せません、生まれたばかりの夏帆、幼稚園の遠足、小学校入学式などこの号を逃しては手に入らない写真です。夏帆のファンであれば是非そろえておきたい一冊です。
今回の「天使の素顔」は橋本愛。4頁にわたり愛さんのりりしい顔が載っています、これから絶対のびてくる女優さんなので今から押さえておきたいところです。
堀北真希「Piece of Maki」のキーワードは友達、北野きいの「IRO IRO」はウォーターブルー。他にも新垣結衣、佐々木希、宮崎美穂、荒井萌、相沢りな等々。
それから、今号で私が注目したのが高橋酒造/本格焼酎「白岳 しろ」WEB映像の、92頁に写っている5人組の若い女性のうち上下の写真とも左から二番目に写っている女性。上の写真では左手でグラスを持ち右手で前の女性の頭をわしづかみにし、右足を真横に上げるといった何ともいえないポーズをとっています。名前は載っていないのですが是非知りたいところです。ということで今号も買いです。
クイック・ジャパン87
すべてのAKB48ファンの方にオススメします。インタビューを中心に、真摯に、好意的に記事がまとめられています。
一つの目標であった東京ドーム公演も近いうちに実現するでしょう。東京ドームの舞台に彼女達が立ち、会場全員で「初日」を歌う奇跡の瞬間はもうすぐそこです。
しかし、本書を読めば、そこは夢の終着点ではない事がわかります。彼女達の、そして私たちの見ているのはドームの天井よりも遥か上空、空の飛行機雲のずっと先だと言う事が。
ようこそ、AKB48のいる世界へ。