高橋留美子劇場 (1) (ビッグコミックス)
あまり漫画は購入しないのですが、某雑誌で読み、この漫画については手元に置いておきたいと思い購入しました。
高橋先生のファンではなく、めぞん一刻?などはあまり興味を持たなかったのですが、この作品は別格でした!
まず全てが1話の短編であり、数々のストーリーがあって面白い。誰でもぱっと手にしただけですぐに読めるのが魅力です。
その内容は様々ですが、人としての大切な何かを教えてくれる、考えさせてくれる内容です。
ただしお勧めの年代層があります。全体的に夫婦間や嫁姑、親子など家族の心の様子を楽しむ内容となっています。
よって結婚して、少しその家族親戚の人間関係の難しさを分かる年齢以上がお勧めだと思います。
とにもかくも、だれでも読めて、ほのぼのと幸せな気分にさせてくれる素敵な漫画です。
喫茶店などにさりげなく置いてあるとイイですね!
まとめて是非購入してほしい作品です。
劇場版うる星やつら 完結篇 ハイビジョン・ニューマスター [DVD]
TVシリーズでは途中で放送終了となりオリジナルの最終回。
その後も原作の連載は続き、原作での完結を成し遂げた。
その一連の最終回のストーリーを映画化したもの。
アニメ版では事情で途中降板した声優を起用するなど、粋な計らいも。
公開されて10年くらい経つようですが、DVDで初めて拝見しました。ラム&あたるの甘酸っぱいような恋の駆け引きには改めて切なくさせられました。
うる星やつらはラブストーリーです。
chu chu de vista!
~~~"つづれおり","マルゴレッタ","ストレンジデイズ","月に鳴く"計四枚のシングルを含めたspeenaの2ndアルバム。
今作はDrumショーコさんの作詞/作曲が目立ちました。ショーコさんの世界が炸裂。素敵です。そして音楽に関してはクレイジー&サイケデリックあり、ライブで盛り上がる様なゴーゴーあり、イェイイェイあり、バラードあり、前作同様speenaの曲~~調~~は~~多様。勿論、Vocalカナコさんの世界も溢れ返って・・はぁ、素敵具合。本人達曰く『女の子、というよりは"女"というものが凝縮されています』だけあって、CUTEチックチクでした。最後はほろりベイル。一気に夜に還します。そして月に鳴くのだ。
元Judy and~~~~~~ MaryのYUKIちゃんがその小さい体全身で音楽を表現し、それがガールズバンドに限らず多くのバンドに影響を及ぼしました。ガールズバンドでしかできない音楽。それがちゃんとここにあるような気がします。~~~
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]
押井さんが、映画に神スタッフを連れていってしまって、テレビは大変でした。
それだけに今観ても素晴らしいです。
しかしテーマは「夢からさめぬ夢」と「さめたらどうすんの?」
という、マンガやアニメ(うる星を含む)の時間軸に対する破壊的なものでした。
(最近はこれをパロっているスタッフや漫画家さんも多いですね)
サ〇エさんやドラ〇もんやアン〇ンマンも毎日が同じ1日の繰り返しって事。
声優や視聴者。作者までも、どんどん歳を重ねてもキャラは普遍のまま。
「生きてるって?何?虚像は成長しない事で存在価値を維持する。
でも現実に生きる人は成長しなければ存在価値を示すこともない。」
ラストシーンに向けてバクが世界を破壊していく。自分達が関わっている世界を押井さんが壊す。
高橋留美子さんの世界を亀に乗った竜宮城と比喩し現実の時間にあたるを放り出す・・・。
私の知ってるところでは試写で高橋先生が激怒したそうです。(人づてではありますが)
その証拠に劇場用ポスターの書き下ろしが存在しません。
(無邪気っぽいのはありますが、映画版では無くバクも違います)
当時のインタビューでも押井さんが語っていますが「メガネは自分の分身だ」と
表現したい事はメガネを通してしているそうです。それゆえ原作にはメガネがいません。
(かたくななまでに登場させません。)
これは押井さんの世界観を反映させた作品であり。高橋先生の作品ではありません。
「オンリーユーも押井守でしょう。という方のツッコミもわかりますが、あれは仕事人としてみごとな仕事でした」
勝手な憶測ですが、実績作りだったと考えます。
プロはどう作ってもプロの作業ができるのだと教えていただきました。
「オンリーユーは大好き」と高橋先生も絶賛でしたからポスターも「力作」でしたね。
押井さんの作品世界が気に入った方はパトレイバーや攻殻などがオススメです。
高橋さんの世界観の方がイイと感じたらオンリーユーや完結篇がよいです。
どちらも素晴らしいクリエイターの方々が参加しております。(アニメの鑑です)
高橋留美子劇場 (2) (ビッグコミックス)
こちらもアニメ化される高橋留美子の短編集。
まゆげのある犬が書かれた表紙が印象的。
「劇場1」に比べると男女間の関係が出てくるものが多い。
愛人や若い女の子、男はいつまでも恋しているのだろうか。