神道 感謝のこころ
日本人だけでなく、人間なら誰でも手にとって読んで頂きたいなと思います。特に都会で通勤や通学の時になどよろしいと思います。大げさに言えば、これはバイブルです。ただ、字体が小さく漢字も多いので、万民には向かない。この内容を多くの人に伝える為には、春秋社のさらなる末端への配慮が必要です。葉室宮司には、ただただ敬服する以外のなにものでもありません。この本に遭遇できた方は、しあわせな方です。
大祓 知恵のことば―CDブック
CDブックですが、解説本の内容もすばらしく、『穢れ』とは何か、そしてそれを『祓う』とはどういうことかについて著者の医学的な知識も動員して、
どこまで一般の人に腑に落ちる説明ができるのかという努力がひしひしと伝わってきます。葉室さんの本はどれも神道の心を伝えようという伝達者としての真摯な雰囲気に満ちており、心の安らぐような文章です。
自分自身理屈屋ですが、そういう人間には理屈から入って理屈でないところに導いてくれる葉室さんの文章は気づかされるものが多いです。本書はまさにその一冊。
この本を読んで自分の『穢れ』とそれを『祓う』ということの解釈を大きくかえることになりました。そしてその解釈はとても腑に落ちるもので、言いくるめられたような不快感の全くない清々しさがあり、自分の『穢れ』を祓っていただいたような気持ちにさえなれました。
CDの祝詞はひらがなの旧仮名遣いを正しく読むための参考と、聞くだけでリラックスでき、催眠効果もあると思うので、そういう風に使われてもいいと思います。祝詞って本来自分で唱えるものですから、このCDはそうやって使っていいのだと思います。
先日、葉室さんの訃報に触れました。心からご冥福をお祈りしますとともに、残してくださった著書をこれからも読んでいきたいと思っております。ありがとうございました。
「神道」のこころ
日本の宗教は仏教と神道と言われているけど、仏教の説明はする事は出来ても神道って一体なんだろうって思っていました。神道について知りたくてこの本を読んだので神道のことはよくわかりました。そして著者の波乱万丈な人生に触れられて2倍楽しめました。
今までは海外ばかりに憧れていたので日本のいいところなんて考えた事もありませんでした。でも日本人にとって神道とは切っても切れない関係なんだと思います。東洋医学、西洋医学についても別の視点から語られていてとても勉強になりました。神道がこんなにも深いものだとは知りませんでした。
「パッチ・アダムス 夢の病院」という本があります。この本とこの神道の本は共通するものがあると思います。ぜひ、両方読んで頂きたいです。