風のワルツ
家内が篠笛を少しかじっているのだが、映画「阿弥陀堂だより」のバックに流れた加古さんの
風のワルツのメロディが気に入って、「吹けるんじゃないかな。」とこの曲の入ったCDを求めた。
映画やTVのテーマ曲を多く書いて、演奏活動も積極的にこなしているのは知っていたがCDでフルに
聴いたのはこれが初めて。CDのテーマがワルツとなっているのだが、所謂ワルツの調子を感じさせず、
流れるようなメロディを、ピアノと小編成の楽器が会話をしているように聞かせてくれて心地よい。
さて、これを聴いて笛がうまく吹けるようになるかな?
風のワルツ
今や加古隆さんはTVや映画の映像作家としての肩書きがぴったりするかもしれません。このアルバムにおいても、何曲かは映画やTVで流された音楽が収録されています。そして、アルバムすべてに、加古さんでなければ書けないメロディが収められています。
さて、ここで興味深いのは、このアルバム全11曲がすべて3拍子で作曲されているということです。もともと最近の加古さんの曲には3拍子のものが多いということですが、加古さんはこのCDの解説書に、やはり3拍子の「黄昏のワルツ」(NHK、人間ドキュメントのテーマ)の反響の高さから、「3拍子の曲は人を元気にするのかも知れない」と感じ、そこからこの3拍子のみのアルバムを作るに至ったと書かれています。
実のところ、作曲の経験が少しだけある私の考えを述べますと、確かに3拍子には親しみやすい曲を作りやすいという長所はあるのですが、いささかスケールに欠ける出来になってしまいます。ですから3拍子のモチーフを無理やり4拍子に変えたりもしていました。ノリという点からも難ありで、現在の一般的なポップスでほとんど用いられていないのにはそういう理由があるからです。果たして3拍子で元気になるのかどうか、いささか、加古さんの考えすぎではないかと思いました。
何だかわかったようなことを書いてしまいましたが、最近の加古さんの傾向がわかる、いいアルバムです。
夏彦物語-オデと家族と南富良野町- [DVD]
もともと犬がとくに好きなわけではないのですが(もともと猫派なので)プレゼントにもらいました。
犬が好きになりました。
なにか、人の肌や暖かさが急に恋しくなるような作品です。
この時期、まさにぴったりの作品です。封入特典のポストカードとっても気に入りました。
(写真が綺麗)スタンドがついていところが気が利いてますね!
しかし、犬って笑うんですね〜。びっくり!