魂の演技レッスン22 〜輝く俳優になりなさい!
これを知ったか知らないかで、
演技の世界は180度変わると言ってよい。
同じような内容は他の本にも多いが、
語り口調で、文章がすんなり入ってくるし、
翻訳も上手い。
スタニスラフスキーの著書などを読むよりは、
こちらをオススメ。
そもそも彼女がすすめるメソッドでは、
本物の感情があってこそ、その人を「演じる」ことが出来る。
足りないものは想像力で補えば良い!としている。
果たして、この事が分かって、
実戦している演技指導者が、
日本には何人居るだろうか?
現在、日本にある、
演技のレッスンのほとんどは、
「見てくれだけの演技レッスン」ばかりで、
受講料だけ取るような微妙なものばかりですよ。
私もメソッド演技は海外で3年ほど学んだのですが、
奥が深くて人生のテーマみたいなもの。
コネクションだけで動くようなオーディション目的のそれとは違います。
そういう意味では、
この本を読んで、
生き方に誇りを持った真の役者とはどうあるべきか?を、
知るための一歩としては良い教材だと思います。
ただし、日本人がメソッド実演する場合、
注意が必要で、
これは海外でお会いした講師が、
実際に話してくれた事なので記載しておきます。
独学する方は、
ぜひ参考にして下さい。
・感情をコントロールする項目を実戦するのには、
医師やカウンセラーの相談をススメます。
ちょっと大袈裟ですが、泣きやすくなったり、
怒りやすくなって、情緒がアンバランスになりやすいため、
集団でやる場合などもレッスン後のケアが必要だと思います。
・文化的な価値観もあるため体が触れる行為などは、
より敏感になって下さい。
管理する人が居る場合は、責任を持って行って下さい。
ハグやキス、濡れ場など、日本人向けで無いのは後回しでも良い。
プライベートで試せば良くて、教室などで公表しなくて良い。
Denim(初回限定盤)
多くの曲はすでにシングルとして発表されているものですが、トータルでバランスの取れた1枚となっています。ヒットを出すことは、どのアーティストにも起こりうることですが、それを何年も何十年も出し続けることは、並大抵のことではありません。彼女の100万枚のセールスもまた、他の数少ないベテランアーティストと同じく、その多くが彼女とともに時代を歩んできた変らず彼女を愛し続ける多くのファンによって支えられてきたものでしょう。人生の扉に象徴されるDENIMもまた、彼女を愛する人たちに強いシンパンシーを与えてくれます。若い世代の方々にも是非聴いてもらいたいものです。
Denim (通常盤)
竹内まりやの「Denim」は、僕の中では、もはや伝説の名盤である。
僕が思うに、「人生の扉」にはモノトーンの秩序があり、定型詩の美しさがあった。じんわりと心に沁みる落ち着いた曲だった。
この詞だけど、定型詩の美しさは英語の部分が顕著である。
I say〜,You say〜,And they say〜,But I 〜
を繰り返す。わたしは言う、あなたは言う、また彼らは言う、だけどわたしは。。。と言う逆説めいた作り方だった。
「Denim」というアルバムは、五十路を過ぎた竹内まりやの「青い鳥」を描いた作品だと僕は思っている。「青い鳥」の童話は、ごく一般的な理解では、魔法使いのおばあさんがしあわせの青い鳥は遠いところにあるのではなく、すぐそばにあるけど、なかなか気がつかないのだとチルチルとミチルに教えた物語である。
「Denim」には、ライナーノーツがない。それはアルバムに収められた12の歌が、私小説といった趣を持っているためだ。いわば解説文は蛇足であり、われわれが感じたままでいて欲しいと彼女が願ったからだろう。歌詞の前に、序文が書かれている。
「このアルバムの12の歌の中に、どれかきっと、皆さんの今の気分に合うデニムが見つかることを願っています。」と、序文は結ばれている。
カバー曲の「君住む街角」から、ラストの「人生の扉」までの配列には、自明だが、意味があるに違いない。僕の仮説「青い鳥」論は、ニ曲目の「スローラブ」の歌詞からの連想である。
「Slow down 立ち止まってみて 君が探している大切なものは
Slow love あまりに近くて 見えないだけの青い鳥かもね」
序文が書かれた歌詞カードには、彼女のスナップ写真が数多く収録されている。どれも伝統的で、見事な瓦屋根の日本建築の室内だ。すべて同じ場所だった。たぶん、彼女の実家の老舗旅館「竹野屋」だと思う。出雲大社まで、徒歩一分だと旅館のHPに書いてあった。
スナップ写真では、二階の縁側の手すりに足を乗せたり、畳に足を投げ出したり、行儀はよくないのだが随分、リラックスした普段の自分が露出している。くつろいでいるなあ、という感じが滲んでいる。
「君住む街角」は、ぜんぶ英語で歌っているが、気になったのはここである。
「For there's nowhere else on earth that I would rather be
Let the time go by, I won't care if I
Can be here on the street where you live 」
彼女の対訳が載せられている。
「だって 世界中のどんな場所よりも 私はここにいたいから
あなたの住むこの通りに いつまでもずっとこうしていたいの」
ははあ、彼女はやっぱ、「青い鳥」を書いたのだと思う。実家に帰り、私たっぷりの歌詞を綴り、志してやめた英語を訳し、また英語の詞も書き、だんな様へのラブレターまでヌケヌケと書いた。山下達郎は、しあわせものである。
人生の応援歌という言葉には、潤いや味わいがない。彼女の吟味した言葉だと、風合いに欠ける。
真っ白な桜の花を見て、来年もこの人と見たいなあと思う。
でもー
♪人は皆生まれ来た 瞬間からもうすでに この海へ還ること 決められているけど(「返信」)
♪みんなひとりぼっち それを知るからなお あなたの大事さがわかるよ(「みんなひとり」)
結局、信じられない速さで時は過ぎ去ってゆき、人はみな、満開の桜を、この先いったい何度、見ることになるだろうと考える。
来年はひょっとしたらと思うから、人生は美しく輝く。
来年もまた、この人と一緒に見たいなあ、というのには希望がある。
いろいろな可能性があり、期待にたがわない一つが叶ったら、とてもロマンティックである。
いつかは途切れるのだが、それゆえ、素敵なトキメキがある。
だから、メーテル・リンクの戯曲(Lesedrama)の青い鳥は、さあっと飛び立ち、どこかへ飛んでいく。人生は応援する類のものではない。
いつもワクワク、ハラハラ、そしてドキドキするものなのだ。
たぶんそれ以上でも、それ以下でもない。
五十路も案外ナイスなんだよなあ。ホント、そう思っています。
Sound.Earth.Nature.Spirit.vol.Sound
ヒーリングの雄、S.E.N.Sの20周年を記念したベスト盤。どれもドラマやCM、映画で使われたお馴染みの曲が並ぶ。こころの琴線に触れながら、いままでとこれからを見渡す平原に立つかのように、溢れる想いが自然と愛する人に伝わることを思い出させてくれます。
1.Love 2.Remember Me 3.君のいる風景 4.Bon Voyage 5.Rain 6.Feel Me 7.Space&Time 8.Rock The Heart 9.Palace Memories 10.L'oiseau Bleu 11.Heart 12.Happy Arabia 13.安敦 14.Peace Of Mind 15.Crossing Over 16.The Little Life〜The Cat Patrol
役者魂! DVD-BOX
今クールのドラマの中でいい意味で一番期待を裏切られたドラマだと思います。最初の第一話を見終わったときはイマイチだったのですが、回を重ねていくごとに面白くなっていきました。
キャストの藤田まこと、松たか子は良かったです。藤田誠まことさんは「はぐれ刑事純情派」以外ではほとんど見たことがなかったのですが、さすがはベテランの俳優だなと思いました。松たか子は、演技以外でも主題化が良かったです。他に香川照之さんなど、全員よかったですが、特に子役の二人が良かったです。
なかなか面白いドラマでした。また、観たくなるドラマでした。