行きつけの店 (新潮文庫)
章ごとのタイトルは「鉢巻岡田の鮟鱇鍋」のようにどこの何がおいしいのかがわかるようなタイトルがついています。しかし、実際に読んでみると味よりも、そのお店の雰囲気の良さや働いている人の人柄の良さに惚れて山口さんの「行きつけの店」というものは決まってくるようなのです。
どこのお店とも、(お店と客)としてではなく(人と人)の関係を築いている。自分もそんな付き合いをできるお店をたくさん作りたい!と思えるあったかい本でした。
歌姫~オリジナル女性ヴォーカリスト~
徳永さんの『VOCALIST』を買いに行ったときに偶然見つけました。テレビでよく聴く、カラオケで歌える曲ばかりですが、私がリアルタイムで聴いていたのはプリプリとかホンの数曲だけ。ちゃんとオリジナルを聴くのは初めての曲が多くて新鮮でした。どの曲もビックリするほど古さを感じさせない、というか、今こそこういう歌らしい曲に惹かれます。あとやっぱり一緒に歌ってひたれるのがポイント。名曲ってこういうことか〜、としみじみ実感してます。
礼儀作法入門 (新潮文庫)
初めてこの著者の本を読んでみました。
「当たり」でした。
健康な状態で相手に接することが礼儀作法の基礎であると
している点など、まさに!といった、言ってもらいたい
ことを、随所に活字で表現してくれていました。
また、独特の文体が文章制作の勉強にもなり、また
この著者を発見できた事をとても嬉しく思いました。
ロングセラーである事が良くわかった一冊です。
何度も繰り返して読みたい次第・・
TVアニメ「アマガミSS」エンディングテーマ1 キミの瞳に恋してる(特別盤)
アニメ本編を引き立てる調味料のようなCDだと感じました。
(聞いた後に本編を観賞するとエロい場面やコミカルな場面にも深みが感じられます。)
これからのキャラクターEDも楽しみです。
Best of Best 13
松田聖子のことはデビュー時代から知っている年代ですが、洋楽派ですし、彼女のヒット曲はそれなりに耳にしてきましたが、CDは一枚も買ったことがありませんでした。
ところが、ある女性に「あなたに逢いたくて〜Missing You」の2番の歌詞のことを聞かされて、2つのヴァージョンがはいっているこのベスト盤を購入しました。
「あなたに〜」は、たしかにいい曲です。作詞も彼女自身が担当していますが、このような辛い恋愛を経験した人にはきっと胸に響くものがあるでしょうね。個人的には、冒頭のオリジナルヴァージョンの方がよいと思います。Self-remakeは、やはり難しいということでしょうか。特に、オリジナルが名曲の場合は。
また、彼女の歌手としての系譜を辿れるので、時代による歌い方、声の張りやトーンの違いの変化などがよく分かり、楽しめました。