The Rose~I Love Cinemas~
ついに待望の手嶌 葵さんの「TheRose」のカバーが出ます。
ゲド戦記「テルーの唄」に起用されるきっかけになった曲であるTheRose他
洋画主題歌の名曲がぎっしり詰まった秀逸のアルバムです。
詳細:http://www.barks.jp/news/?id=1000037941&v=f
ちなみにMY SOUNDで「TheRose」のみ先行で配信されているのと
他の曲も試聴出来ますから是非聞いてみて欲しい。
http://mysound.jp/music/detail/tYV51/
2/29には「TheRose」でテレビ朝日のミュージックステーションに出演するようですね。http://www.tv-asahi.co.jp/music/
絶対お勧めの一枚です。
Romeo and Juliet: BBC Dramatization (BBC Radio Presents)
もう何をさておいてジュリエットが下手。エマ・トンプソンの妹らしいが、縁故採用はやめましょうよ。サー・デレク・ジャコビのマキューシオは流石です。ケネス・ブラナーのロミオは加もなく不可もなし。
マクベス (新潮文庫)
マクベス。魔女の予言。誰もかれもがマクベスにその手を汚せとささやく。
「きれいはきたない。きたないはきれい」という魔女のなぞの言葉・・・・。
それは完全無欠な人生を歩むには、邪魔者を殺しその手を汚すしかなく、
その手を汚したくなければ完全無欠な人生など歩めはしない(王にはなれない)という強迫なのだ。
それがマクベスの鍵となる文句。その強迫に操られてマクベスは死ぬ。
ハムレット (新潮文庫)
「ハムレット」が世界で始めて上演された時、絶対王政下で社会は、
現実的に近代化されていった。スペインでは無敵艦隊が沈没し、
セルバンテスがドンキホーテを書き、フランスではパスカルがパンセを書いてる。
ぼーっとしてはいられない。一人の人間はその人生において「様々な局面」に
直面しなければならない。できることなら、最良の結果で次々とこなして。
生甲斐を持ちたい。何をやって良いかわからない。
何でも出来るのだが、何も出来ない。宿命を探しているのだが。
福田恒存氏が言っているように、シェイクスピアは近代の本質をそのまま表している。
特にハムレットはそうだ。この本の解説のみならず、福田氏の本には度々引用される。
ちなみに当然ですが、そんなこと考えずともシェイクスピアは幾らでも楽しめます。
「ハムレット」に限らずシェイクスピア作品が読みにくい時は、
格好良い言い回しだけ拾うように読んでいけば、良いのです。
それがシェイクスピアの魅力であると思います。
「貴族のたしなみ、学者の言葉、武人の腕前、
この美しい国の期待である薔薇の花、
流行の鏡、礼儀の手本、
みんなが仰いだ方なのに、あんなに浅間しくおなりになって」
なんて声に出して読みたくなれば、こっちのものです。