ローレライ スタンダード・エディション [DVD]
「本は厳密に言うと原作ではない」という、大変参考になるレビューありがとうございます! 本を読まなきゃよく分からないし、読んでしまったらおもしろさが半減する、ということは実際にありますしね、これ。
それでもなお、やっぱり読んでから観て正解でした。素晴しい「終戦のローレライ」を読む機会に恵まれた→じゃあDVD買おうかという動機になり、この映画を観た→読まずに観たら分からなかっただろう良さも、よく想像できたという点において。
映画に関して言えば、妖怪人間浅倉良橘の不気味さや、兵器ローレライの威力が余すところなく表されていたですよ。高須にいろんな役割を色づけして帳尻をうまく合わせる発想も、クリーンヒットではないでしょうか。
でも、とにかくセリフが聞き取りづらくて閉口しました。夜中に観ててどうしてもボリュームを上げてしまい、家族を起こしてしまわんかとヒヤヒヤしました。
それと関連して、映画になると分かっていたのに、絹見(まさみ)とか折笠征人(おりかさゆきと)とか、重要人物に読みにくいなじみも薄い名前を付けるのは考えもんですね。
映画は十分面白かったです。
戦国自衛隊1549 DTS特別装備版 (初回限定生産) [DVD]
近作は念願の自衛隊全面協力ということも手伝って、武装車両、ヘリコプターなどメカ的には凄くいいです。出てくるだけは・・。
前作(オリジナル)で協力が得られなかったため、角川は当時数千万円をはたいて、61式戦車(確か61だったと)のレプリカを作成、話題をさらいました。そのおかげかそちらの作品は存分にアクションがあったのですが、今回は自衛隊に気を遣ってか、アクションは非常に抑えられており、かえってスケールダウンした感じです。ネタバレで言いますと兵器を使った戦闘シーンはほとんど無。ヘリコも簡単に落ちるわ、戦車もあっさり撃退され、活躍の機会はほとんどありません。
どちらかというとストーリーと人間ドラマに重視をおいており、SF色の濃いアドベンチャー作品に仕上がっています。なので作品としては決して悪くないのですが、オリジナルの好きな方にはあまり面白くない内容だと思います。涙腺を熱くしたあの物語は、今回は涙腺が熱くなるシーンがほぼ無しということも、マイナスです。
オリジナルへのオマージュとして、腕時計(誰が見るかは見てのお楽しみ)で時間を確認するシーンは面白かったですよ。
機動戦士ガンダムUC(10) 虹の彼方に(下)
どうも理解できていない人が多いみたいで…
・閃光のハサウェイは?
→あれはベルトーチカチルドレンの繋がりの作品。あの作品自体が「新訳」であるベルチルの後作品なのでUCとの繋がりがなくて当然。
・連邦崩壊せず
→連邦政府は強固なものです。世界を統括する政府ですから。それに連邦を崩壊させる勢力がまずどこにいますか?そしてF91の時代になるまでに連邦は非常に弱体化しています。それはスペースノイドの権力がラプラスの箱が開かれた後、極端に増加したこと。そして各コロニーは武力やイデオロギーに頼らず、真っ当な権利でそれぞれの権力を獲得し、群雄割拠の時代となります。そこでコスモバビロニアやザンスカールの様な勢力が出てくるのは当たり前です。逆に言えばコスモバビロニア戦争ザンスカール戦争の発端は確実にラプラスの箱だと言えます。
・あの神秘主義的な展開は何だよ!
→今更なにを言うか。まずニュータイプ論からしてそうであり、そこが富野監督の本質に近いものだと理解してます。ガンダムは科学的根拠をリアルに描写した作品だ!と思ってる人がいるかも知れませんが、富野監督はむしろ真逆な思考を持つ人です。まぁ富野監督自体コメントが毎回違ったりすることがあったり矛盾が多いですが、そこの本質がガンダムにある。と言うことは絶対に言えます。
それでもユニコーンが理解できない、と言うならば富野監督作品を読破するなり、富野、福井両氏の表現しようとするところをもっと理解してはいかがでしょうか?
ユニコーンは確かに普通の人から見れば突っ込み所のある作品ですが、これくらい突っ込み所、批判がなければ面白くないものです。
その分では、やはり非常に愛される「ガンダム」の魅力をもち、また「戦争物」でなく「冒険物」としての、「最近のガンダム」にはない新たなガンダムの『可能性』だと思いました。
映画「真夏のオリオン」オリジナル・サウンドトラック
サントラを聞く度に、
映画のいろいろなシーンを思い出します。
最後に流れる願い星は
歌詞もメロディーも映画にぴったり!
いつかさんの声は澄んでいて、やさしくて
大好きです!
玉木くんと堂珍くん、吉田さんのモノローグも
すてきです!