少女館
はっきり言って栗山千明だけが目的で買ったのだが、いやはや、なかなかどうして、みんなカワイイぞ、しかしやっぱり千明が一番だった(笑)。彼女はどうにも他の少女たちにくらべて一頭抜け出していて、格の違いが出てしまう。もはや再販の望むべくもない「神話少女」でもそうだが、この頃の千明には、同年代の少女らしい愛らしさの中に、どこか冷たい妖気を漂わせるかのような感触、人外のあやかしや、月の娘を思わせる「何か」への不思議な感触があり、その「こわい・かわいい」が見ていてとても快感なのだ。「かわいい」少女たちと栗山千明が並んでカメラのフレームに収まることで、かえって少女の特性は「かわいい」だけではないということを、明らかにしてしまっているようにも見える。
鮫島有美子「ディスカヴァー2000」(7) 白い花の咲く頃
鮫島有美子さんの歌い方を批評するだけの見識はありません。しかし、彼女の歌を聴いていると、美しい日本語の発音がとても耳に残ります。古き良き時代、現代語である日本語が、鮫島有美子さんの歌になると、格調が備わります。彼女の歌そのものも楽しめますが、美しい日本語を忘れないためにも、はきはきした歯切れのよい日本語の歌をみなさん鑑賞してみませんか?
Middle Tempo Magic(CCCD)
エモ―ショナルな歌声、というとあまりに胡散臭い表現なのだが、少なくとも安藤裕子の歌声には直感的にそう思わせるなにかがある。
安い表現を自分なりにちゃんと言いかえると、彼女の歌は歌というよりは「声」という感じだ。また、歌うというよりはリズムを吐き出す、という感じをうける。声の響きだけで詩をつくれる。ある種の生々しさを湛えているのだ。だがやはり形容はちと難しい。聞けば分かってくれるとおもうのだが。
これは一般的な歌の上手さ、つまり、音符通りに外さず歌うなどそうゆう話ではなく、十分にひとつの歌の上手さだと思う。
そうゆう意味で、歌も上手いし、なにより個性としてはぬきんでているのではないか。
アートワークもきれいな仕上がりで、本人の写真を見ると、このかわいらしい小顔からあんな声が出るのかと歌っているところが想像しにくいところがかなり気になる。
こういった芯のありそうなアーティストはそう多くはないだろうし、一度聞いたら脳裏に焼きつくこの声はどうしても気になってしまう。
ただエイベックスなので仕方がないといえば仕方がないのだが、CCCD仕様がアルバム全体の芸術性をひどく下げているのに心が痛む。
ひとつ上のアイディア。
「アイデアでもうけよう」とは、誰もが思いそうなことだが、アイ
ディアの純粋な目的は「もうけること」ではなく、課題が解決し、
助かることであるようです。
「タスカル」の語源は禅語の「吾唯知足(われただ足を知る)」と
いう言葉から来ているそうだが、ひとが「タスカル」為にアイデア
を用いることが大切である。・・・・と言う基本を知った。
また、アイデアを出すことを仕事としている人も、アイデアの出し
方には、ひとそれぞれ、地道な努力をしているようだ。
「もっともっと頭を使うことの大切さ」と、「普通の人間でも、
もっと意識して頭を使えば、成果が出るのではないか?」
と言う期待を与えてくれる本です。
チャイナ気分でハイテンション!
アニメで初めて「チャイナ気分でハイテンション!」を聴いた時CDが発売されたらちゃんと買おうと決めました。
とても明るくて楽しい雰囲気で、フルヴァージョンの歌詞で「チャイナ気分」をもっと感じてみたかったのですから。
中国語も歌ってたし、有名な黄河や万里の長城なども歌詞にあるし。
私は中国人だからこの曲を聴いてる時すごく面白がってますよ。(笑)
本当に、笑っちゃいそうですよ!
数々の単語だけですが、高垣彩陽さんも上手く中国語で歌ってましたね!
アニメでよく出てる「いのちなんだよ」ももちろんこのCDに収録されてます。
今回はフルヴァージョンを聴くからかなぁ、歌詞をよく聴くと涙が出せるほど感動しますよ。
切なくて寂しさが満ちてる旋律と歌詞なんですが、何だかこの曲を聴きながら勇気が出る気がします。
この曲で命の意味と大切さを感じられるのでしょうね。
アニメ最終話の挿入歌「LIFE」もこのCDの聴き所ですよね。
最終話にこの曲が流れてる時、私は涙溢れてしまいました……
「いつかきっとまた巡り逢えるまで ここに私はいるよ」って歌詞を聴くと、『CANAAN』は続きがあるといいなぁと思ってますよ。
ネネは出番が少ない脇役なんですが、ネネのこの三曲を聴くと『CANAAN』にある笑顔も涙も感じると思います。
だから、これは『CANAAN』のイメージシングルだと言っても良いと思うのです。